【ZHIYUN WEEBILL 5国内発売】世界初の内蔵ハンドル採用!最大3kg対応、AI追尾も可能な新型ジンバルが77,800円から

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株式会社ケンコー・トキナーは、ZHIYUN(ジーウン)の新型3軸カメラジンバル「ZHIYUN WEEBILL 5」を2026年10月30日に国内発売した。
価格はオープンで、同社オンラインショップでの販売価格は通常モデルが77,800円、AIモジュールを同梱するCOMBOモデルが95,800円(いずれも税込)。

本製品は、メーカーが世界初とうたうハンドグリップ一体型構造を採用したカメラ用ジンバル。
従来の外付けハンドルを必要とせず、通常の撮影姿勢からローアングル、オーバーヘッド撮影まで素早く切り替えられる点が特徴だ。

さらに、最大3kgのペイロード、1.8インチカラータッチスクリーン、最大2,150ルクスの内蔵フィルライトを搭載。
専用AIモジュールを装着すれば、人物や車両、ペットなどを自動追尾するAIトラッキングにも対応する。

同製品は、2026年11月18日から幕張メッセで開催される「Inter BEE 2026」にも出展され、来場者向けのタッチアンドトライが予定されている。

ZHIYUN WEEBILL 5国内発売。世界初をうたうハンドグリップ一体型ジンバル

ZHIYUNの新型3軸カメラジンバル「WEEBILL 5」。ハンドグリップ一体型構造を採用し、最大3kgのカメラシステムに対応する(画像提供:ケンコー・トキナー)

ZHIYUN WEEBILL 5は、同社が展開するWEEBILLシリーズの新型3軸カメラジンバルだ。

「Your All-in-One Creative Companion」をコンセプトに開発され、従来のジンバルで必要となることが多かった外付けハンドルを、本体に一体化した構造を採用している。

最大の特徴は、標準モード、ハンドグリップモード、延長ポールモードの3つの形態を工具なしで切り替えられる点だ。
一般的なカメラ用ジンバルでは、ローアングル撮影などを行う際に、別途スリングハンドルや専用グリップを取り付ける場合がある。

WEEBILL 5では、ハンドグリップを本体に収納できる構造とすることで、こうしたアクセサリーの着脱に伴う手間を削減。必要な撮影姿勢に応じて、グリップを展開して使用できる。

メーカーによると、従来の外付けハンドグリップ構造と比較して、操作効率が80%向上し、グリップを握る際に必要な力が40%低減したという。

これらはメーカーの比較条件に基づく数値だが、撮影姿勢を頻繁に変更する現場での操作性向上が期待される。

ローアングルから頭上撮影まで、ハンドルを展開するだけで切り替え

本体一体型のハンドグリップを使用したローアングル撮影のイメージ。追加ハンドルを取り付けることなく、撮影姿勢を素早く切り替えられる(画像提供:ケンコー・トキナー)

WEEBILL 5が対応する主な撮影スタイルは、次の3つだ。

  • 標準モード:一般的な手持ち撮影や歩き撮りに対応。
  • ハンドグリップモード:持ち手を変更し、低い位置からの撮影を行いやすくする。
  • 延長ポールモード:グリップを延長し、頭上など高い位置からのアングルに対応。

特に、人物の足元を追いかけるローアングル撮影や、被写体の上から見下ろすオーバーヘッド撮影では、追加アクセサリーの取り付けなしで撮影姿勢を変更できるメリットがある。

また、撮影終了後はハンドグリップを収納できるため、機材バッグへの収納や持ち運びにも配慮されている。

ワンオペレーションでの撮影や、短時間で複数のカットを撮影する現場において、機材の組み替えを減らせる点は注目したい。

AIトラッキングは最大10m。人物・車両・ペットを自動追尾

専用AIモジュールによる被写体追尾のイメージ。人物やペット、車両などを認識し、最大10mの距離でトラッキングできる。AIモジュールはCOMBOモデルに付属する(画像提供:ケンコー・トキナー)

WEEBILL 5は、専用AIモジュールを使用することで、被写体を自動的に追尾するインテリジェントトラッキングに対応する。

ZHIYUN独自のAIビジョントラッキング技術を採用し、人物だけでなく、車両やペット、一般的な物体など幅広い被写体の認識に対応する。

メーカー公表の主な性能は以下のとおり。

項目性能
最大トラッキング距離10m
対象ロック応答時間0.2秒以下
遮蔽後の追尾復帰最大10秒
ジェスチャー認識距離0.5〜5m
AIモジュール解像度2MP(1080p)

トラッキング対象の指定には、トリガーボタンやタッチスクリーンを使用できるほか、ジェスチャー操作にも対応する。

例えば、撮影者が画面上で追尾したい被写体を選択すると、ジンバル側で対象を認識し、フレーミングを維持するようにカメラの向きを制御する。
ジェスチャーによってトラッキングの開始や一時停止を操作できるため、撮影者自身が被写体となるセルフ撮影などでも活用できる。

さらに、人物などが障害物の陰に一時的に隠れた場合、最大10秒間の遮蔽から追尾を復帰させる機能も備える。

ただし、追尾可能距離や認識速度はメーカーの試験条件に基づくものであり、実際の撮影環境や被写体の動き、照明条件によって変動する。

注意:通常モデルにはAIモジュールが付属しない

AIトラッキングを利用するには、専用AIモジュールが必要となる。

国内販売されるWEEBILL 5の通常モデルにはAIモジュールが付属せず、国内向けCOMBOモデルに同梱される。

したがって、人物の自動追尾を購入目的としている場合は、95,800円(税込)のCOMBOモデルが選択肢となる。

通常モデルを購入する際には、この違いを確認しておきたい。

本体重量約1.08kgで最大3kgのカメラを搭載可能。フルサイズミラーレスにも対応

ミラーレスカメラを搭載したWEEBILL 5の撮影イメージ。本体重量約1.08kgながら最大3kgのペイロードを確保し、幅広いカメラ構成に対応する(画像提供:ケンコー・トキナー)

WEEBILL 5は、本体重量約1,080gに対して、最大3,000gのペイロード(積載重量)を確保している。

フルサイズミラーレスカメラと標準ズームレンズなどを組み合わせた撮影を想定した設計だ。

重量を抑えたボディながら、最大3kgまでのカメラシステムを搭載できるため、個人クリエイターから業務用途まで幅広い撮影スタイルに対応する。

ただし、最大3kgという数値は、あらゆるカメラとレンズの組み合わせで安定動作を保証するものではない。

大型レンズや外部モニター、マイクなどを装着する場合は、総重量だけでなく重心位置や物理的な干渉、ジンバルの可動範囲も確認する必要がある。

対応カメラやカメラコントロール機能については、メーカーが公開している互換性リストを確認しておきたい。

縦位置撮影にもネイティブ対応。SNS向け動画の制作にも

WEEBILL 5は、追加アクセサリーを使用せずに、横位置と縦位置を切り替えられるネイティブ縦位置撮影機能を備える。

YouTube Shorts、Instagramリール、TikTokなど、9:16の縦型動画を制作する際にも活用できる。

特に、企業向けのプロモーション映像で横型動画と縦型動画の両方を撮影する場合、機材構成を大きく変更せずに撮影方向を切り替えられる点はメリットだ。

動画の納品先に合わせて撮影フォーマットを変更するクリエイターにとっても、実用性の高い機能といえる。

1.8インチカラータッチスクリーン搭載。操作系も刷新

本体に搭載された1.8インチカラータッチスクリーン。ジンバルの動作モードや内蔵フィルライトなどの設定を画面上から操作できる(画像提供:ケンコー・トキナー)

本体には、1.8インチのカラータッチスクリーンを搭載する。

ジンバルのパラメーター調整や動作モードの設定に加え、AIモジュール使用時には追尾対象の選択などを画面上から行える。

ジョイスティックや録画ボタンなどの主要操作系も、本体を保持したまま操作しやすい配置となっている。

また、3つのジンバル動作モードを切り替える専用スイッチを備え、撮影中に必要な操作へ素早くアクセスできる。

ローアングル撮影では、AIトラッキング対象の確認などにもタッチスクリーンを活用できる設計だ。

撮影現場では、設定変更のたびにスマートフォンアプリを操作したり、複数のボタンを組み合わせたりすることが負担になる場合もある。

WEEBILL 5は、主要機能を本体側に集約することで、こうした操作の煩雑さを減らす方向で設計されている。

最大2,150ルクスのフィルライト内蔵。色温度2,700〜9,000Kに対応

内蔵LEDフィルライトを使用した夜間撮影のイメージ。最大2,150ルクスの照度に対応し、色温度は2,700〜9,000Kの範囲で調整できる(画像提供:ケンコー・トキナー)

WEEBILL 5は、ZHIYUNが照明製品で培ってきた技術を応用したLEDフィルライトを内蔵する。

色温度は2,700〜9,000Kの範囲で調整でき、演色評価数はCRI 95以上に対応する。

最大照度は2,150ルクスで、測定条件は照射距離0.3m、色温度4,300K、明るさ100%となっている。

項目仕様
最大照度2,150ルクス
測定距離0.3m
色温度2,700〜9,000K
演色評価数CRI 95以上
調光範囲0〜100%

小型の補助照明をジンバル本体に搭載することで、別途ライトを取り付けにくい撮影環境にも対応する。

例えば、室内での近距離撮影や、人物の顔にわずかな補助光を加えたい場面などで活用が期待できる。

一方、最大照度は0.3mという近距離で測定された数値であり、数メートル離れた被写体を明るく照らせることを意味するものではない。

本格的な照明機材の代替というより、撮影時の補助光として考えるのが適切だろう。

アルカスイス互換の2層式クイックリリースプレートを採用

アルカスイス互換の2層式クイックリリースプレートを採用。カメラの着脱や位置調整を効率化し、三脚とジンバルを併用する撮影にも配慮している(画像提供:ケンコー・トキナー)

カメラの取り付けには、アルカスイス互換の2層式クイックリリースプレートを採用した。

上部プレートはアルカスイス規格に対応しており、対応する三脚などとの組み合わせで使用できる。

また、プレート位置を調整できる構造によって、カメラの着脱やバランス調整にかかる手間を軽減する。

撮影現場では、三脚での固定撮影とジンバルによる移動撮影を交互に行うことも多い。

そのため、カメラを素早く着脱できるクイックリリース機構は、撮影効率を左右する重要な要素となる。

同じカメラとレンズの組み合わせを繰り返し使用する場合にも、設定を再現しやすい構造が採用されている。

ただし、レンズ交換やアクセサリー追加などで重心が変わった場合には、改めてバランス調整が必要になることがある。

バッテリー駆動は最大約9時間。AI追尾とライト使用時は約4時間

WEEBILL 5は、2,600mAhのリチウムイオンバッテリーを2本内蔵している。

メーカー公表の最大駆動時間は約9時間。USB-Cによる充電に対応し、所定のUSB PD充電環境では約2時間で充電できる。

ただし、最大9時間という駆動時間は、バランス調整後のカメラを水平静止状態で保持した条件で測定されたものだ。

メーカーは、ディスプレイ表示、フィルライト最大輝度、AIトラッキングを有効にした条件では、駆動時間が約4時間になると案内している。

撮影中にこれらの機能を常用する場合、バッテリー消費は増加する。

長時間のイベント撮影やロケーション撮影では、実際に使用する機能を踏まえた運用計画が必要になる。

ZHIYUN WEEBILL 5の主な仕様

国内代理店およびメーカー公表の主な仕様は以下のとおり。

項目仕様
製品名ZHIYUN WEEBILL 5
種類3軸カメラジンバル
本体重量約1,080g
最大ペイロード3kg
折りたたみ時サイズ210×65×317mm
ディスプレイ1.8インチタッチスクリーン
ハンドグリップ本体内蔵・展開式
AIトラッキング専用AIモジュール使用時
最大AI追尾距離10m
フィルライト最大2,150ルクス
色温度2,700〜9,000K
バッテリー2,600mAh×2
最大駆動時間約9時間
充電時間約2時間
充電端子USB-C
動作温度-10〜40℃
対応アプリZY Play
国内発売日2026年10月30日

※数値はメーカー公表値。使用環境や搭載機材、各機能の動作状況によって変動する。

WEEBILL 5とWEEBILL 5 COMBOの違い。AI追尾を使うならどちら?

国内向けには、通常モデル「WEEBILL 5」と「WEEBILL 5 COMBO」の2種類が用意される。

両モデルの大きな違いは、AIモジュールと関連アクセサリーの同梱有無だ。

項目WEEBILL 5WEEBILL 5 COMBO
国内販売価格77,800円95,800円
ジンバル本体付属付属
内蔵ハンドグリップ対応対応
内蔵フィルライト対応対応
AIモジュール付属なし付属
AIトラッキング別途モジュールが必要利用可能
リストレスト付属なし付属
収納バッグ付属なし付属

※価格はケンコー・トキナーが2026年11月4日に公表したオンラインショップ価格。いずれも税込。

2モデルの価格差は18,000円となる。

一般的なジンバル撮影やローアングル撮影が中心であれば、通常モデルでも主要な機能を利用できる。

一方、人物の自動追尾やセルフ撮影、ジェスチャー操作を活用したい場合は、AIモジュールが付属するCOMBOモデルが適している。

購入前には、AI機能がジンバル単体で利用できるものではない点を確認しておきたい。

映像制作の現場ではどう活用できる?ワンオペ撮影との相性に注目

WEEBILL 5で注目したいのは、単に高い積載能力を備えたジンバルというだけでなく、撮影姿勢の切り替えや被写体追尾、補助照明などを1台に集約している点だ。

特に、撮影スタッフが少ない現場では、機材の取り付けや設定変更にかかる時間が撮影効率に直結する。

ハンドグリップが本体に内蔵されていれば、通常の手持ち撮影からローアングル撮影へ移行する際にも、追加ハンドルを装着する手間を減らせる。

さらに、COMBOモデルのAIトラッキングを利用することで、決められた範囲を移動する人物などの撮影を補助できる可能性がある。

企業のプロモーション動画、イベント記録、商品紹介、SNS向けショート動画など、複数の撮影スタイルを組み合わせる制作で活用が期待される。

一方で、AIトラッキングは撮影者の判断を完全に代替するものではなく、被写体が複雑に交差する環境や障害物の多い現場では、追尾性能を事前に検証する必要がある。

また、ジンバル本体の重量約1.08kgにカメラとレンズを追加すれば、実際のシステム重量はさらに増加する。

長時間の撮影では、操作性だけでなく総重量や重量バランスも重要になるだろう。

機材構成をシンプルにしながら、多彩なカメラワークを実現したい映像制作者にとって、注目すべき新製品といえる。

ZHIYUN WEEBILL 5の発売日・価格・販売情報

ZHIYUN WEEBILL 5は、2026年10月30日より国内販売を開始している。

国内正規代理店のケンコー・トキナーが案内するオンラインショップ価格は以下のとおり。

製品名価格(税込)
ZHIYUN WEEBILL 577,800円
ZHIYUN WEEBILL 5 COMBO95,800円

価格はオープン価格のため、販売店やキャンペーンによって異なる場合がある。

Inter BEE 2026で実機展示。11月18日から幕張メッセで体験可能

ケンコー・トキナーは、2026年11月18日(水)から20日(金)まで幕張メッセで開催される「Inter BEE 2026」にWEEBILL 5を出展する。

会場では、実機を手に取って操作性などを確認できるタッチアンドトライが予定されている。

項目内容
イベントInter BEE 2026
開催期間2026年11月18日〜20日
会場幕張メッセ
出展企業ケンコー・トキナー
展示場所ホール7・ブースNo.7202

内蔵ハンドグリップの展開機構やジンバルの保持感、タッチスクリーンの操作性など、実機に触れなければ判断しにくい部分を確認する機会となりそうだ。

まとめ:内蔵ハンドルとAIトラッキングが特徴。撮影効率を重視した新型ジンバル

ZHIYUN WEEBILL 5は、ハンドグリップ一体型設計による撮影姿勢の切り替えやすさを大きな特徴とする新型3軸カメラジンバルだ。

本体重量約1.08kgながら最大3kgのカメラを搭載でき、フルサイズミラーレスカメラを使用した撮影にも対応する。

さらに、1.8インチのカラータッチスクリーン、内蔵フィルライト、ネイティブ縦位置撮影など、映像制作で求められる機能を備える。

COMBOモデルではAIモジュールによる最大10mの被写体追尾にも対応し、人物を追いかける撮影やセルフ撮影などへの活用も期待できる。

国内価格は通常モデルが77,800円、COMBOモデルが95,800円(税込)。

日常的なジンバル撮影を効率化したいユーザーはもちろん、企業案件やイベント撮影、SNS向け動画制作などで機材の取り回しを重視する映像クリエイターにとっても、検討する価値のある製品となりそうだ。


参考資料

掲載情報について

本記事は、RE EARTH TV編集部がメーカー公式サイト、公式発表、取材内容などの情報をもとに制作しています。
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