【OM SYSTEM PEN正式発表】シリーズ初の防塵・防滴。EVF・像面位相差AF搭載で10月下旬発売

OMデジタルソリューションズは2026年9月9日、新型ミラーレス一眼カメラ「OM SYSTEM PEN」を正式発表した。
発売は2026年10月下旬を予定する。
1959年に誕生したフィルムカメラ「PEN」から続く小型・軽量という思想を継承しながら、今回初めて「OM SYSTEM」ブランドを冠したPENとして登場する。
往年のレンジファインダーカメラを思わせる横長のボディーデザインに電子ビューファインダーを搭載。さらにPENシリーズとして初めて防塵・防滴に対応した。
内部には有効約2037万画素のLive MOSセンサーと画像処理エンジン「TruePic IX」を搭載し、121点オールクロス像面位相差AF、AI被写体認識AF、最大5.5段の5軸ボディー内手ぶれ補正を採用する。
これまでのPENが持っていた「気軽に持ち歩けるカメラ」というキャラクターを残しながら、撮影性能については大幅なアップデートが施された格好だ。
さらにカラー/モノクロプロファイル、ライブND、手持ちハイレゾショット、プロキャプチャーなどOM SYSTEMならではの機能も搭載。
デザイン重視のPENから、“撮影性能まで本格的なPEN”へ。
今回の新モデルは、PENシリーズにとって大きな転換点となりそうだ。
- 1. 「OM SYSTEM」ブランド初のPENが登場
- 2. レンジファインダー調デザイン+EVFを搭載
- 3. PENシリーズ初の防塵・防滴
- 4. 約2037万画素Live MOS+TruePic IX
- 5. 121点オールクロス像面位相差AFへ
- 6. PEN初のAI被写体認識AF
- 7. 5軸ボディー内手ぶれ補正は最大5.5段
- 8. ボディー重量393g。E-P7よりは重くなった
- 9. フィルムライクな「プロファイルコントロール」
- 10. モノクロも4種類のプリセット
- 11. 新機能「プロファイルライブラリー」に対応
- 12. CPボタンでコンピュテーショナル撮影を呼び出せる
- 13. ライブNDはND2~ND16
- 14. 手持ちハイレゾショットにも対応
- 15. プロキャプチャーも搭載。最大30コマ/秒
- 16. 3型バリアングルモニターを採用
- 17. 動画は4K/30p。OM-Log400にも対応
- 18. OM-Cinema1/OM-Cinema2を搭載
- 19. タリーランプまで搭載
- 20. 新「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 III」も同時発表
- 21. 14mm時は0.53倍相当の近接撮影
- 22. PEN E-P7からどこまで進化した?
- 23. OM SYSTEM STORE価格は14万8,500円から
- 24. 最大1万円分の発売記念キャンペーン
- 25. どんなユーザーに向いている?
- 26. Fujifilm X100シリーズなどとは違う「レンズ交換式」の強み
- 27. 気になるのは約15万円という価格
- 28. まとめ|PENは“かわいい小型機”から本格スナップカメラへ
「OM SYSTEM」ブランド初のPENが登場
今回発表された製品名は非常にシンプルだ。
「OM SYSTEM PEN」
これまでの「OLYMPUS PEN E-P7」のような型番ではなく、PENという名称そのものを前面に押し出した。
PENの歴史は1959年までさかのぼる。
初代OLYMPUS PENは、通常の35mmフィルム1コマを半分に使うハーフサイズカメラとして登場した。
その後2009年にはマイクロフォーサーズ規格を採用した「OLYMPUS PEN E-P1」が登場。
デジタル時代のPENとして、小型・軽量なレンズ交換式カメラという立ち位置を確立してきた。
そして2026年。
ブランドがOLYMPUSからOM SYSTEMへ移行した後、初めてPENの名前を冠するカメラが誕生する。
OMデジタルソリューションズ自身も、「OLYMPUS PENから、OM SYSTEM PENへ」とその系譜を明確にしている。
単なる型番更新というより、PENブランドをOM SYSTEM時代へ正式に引き継ぐモデルとして位置付けられていると考えた方がよさそうだ。
レンジファインダー調デザイン+EVFを搭載
外観は、PENらしい横長のレンジファインダースタイルを採用する。
ボディーカラーは、シルバー・ブラックの2色。
直線を基調としながら、グリップ周辺などには手になじむ曲面を組み合わせている。
そして大きなポイントとなるのが電子ビューファインダーだ。
搭載するEVFはアイレベル式OLEDで、
約236万ドット
視野率約100%。
倍率は表示スタイルによって約1.10~1.23倍となる。
晴天下では背面液晶が見えづらくなるケースがあるが、EVFなら外光の影響を受けにくい。
スナップ撮影でもファインダーを覗きながら被写体へ集中できる。
なお、PENシリーズでは2016年発売の「PEN-F」がEVFを搭載しているため、今回が「PENシリーズ初のEVF」というわけではない。
一方、近年のPEN E-P7にはEVFが搭載されていなかった。
その意味では、PEN-Fを思わせる“ファインダーを覗いて撮るPEN”が現代のOM SYSTEMとして帰ってきたと見ることもできる。
ただしOM SYSTEMは、本機をPEN-Fの直接的な後継機とは位置付けていない。
PENシリーズ初の防塵・防滴

新型PENでもう一つ大きな進化が、防塵・防滴への対応だ。
これはPENシリーズとして初となる。
ボディー各部へシーリング部材を配置し、IPX1相当の防滴性能と防塵に配慮した設計を採用。
OM SYSTEMの防塵・防滴対応レンズと組み合わせることで、その性能を発揮する。
PENはこれまで街中やカフェ、旅行などで気軽に持ち歩くカメラというイメージが強かった。
しかし旅行中の撮影では、突然雨が降ることもある。
アウトドアでは砂埃や水滴を気にする場面も少なくない。
デザイン性とコンパクトさを維持しながら防塵・防滴へ対応したことで、新型PENはこれまでよりも持ち出せるシーンが広がった。
OM SYSTEMが得意としてきた「耐環境性能」がPENへ降りてきた点は、新モデルを象徴する変化の一つだ。
約2037万画素Live MOS+TruePic IX
撮像センサーには、マイクロフォーサーズ規格の有効約2037万画素Live MOSセンサーを搭載する。
画像処理エンジンは「TruePic IX」。
記録解像度は最大5184×3888ピクセルで、JPEGに加えて12bitロスレス圧縮RAWを利用できる。
画素数だけを見ると近年のOM SYSTEM機として大きな驚きはない。
しかし重要なのは、画像処理エンジンやAF、コンピュテーショナル撮影機能まで含めたシステム全体だ。
前モデルに近い立ち位置だったPEN E-P7はTruePic VIIIを搭載していた。
新型ではTruePic IXへ刷新され、AFや被写体認識、各種演算処理が大幅に強化されている。
121点オールクロス像面位相差AFへ

特に大きな進化がAFだ。
新型PENは、121点オールクロス像面位相差AFを搭載する。
像面位相差AFとコントラストAFを併用する「ハイスピードイメージャAF」を採用。
121点すべてがクロスタイプとなる。
PEN E-P7も121点AFを採用していたが、こちらはコントラストAF方式だった。
つまり単純にAFポイント数が同じというだけで、中身は大きく異なる。
像面位相差AFでは被写体との距離やフォーカス方向を効率よく判断できるため、動く被写体を追い続けるC-AFなどで有利になる。
日常のスナップだけでなく、旅行先で動き回る人物や動物を撮影するときにも恩恵が期待できる。
PEN初のAI被写体認識AF
さらに、PENシリーズとして初めてAI被写体認識AFも搭載した。
認識対象は、人物・犬・猫。
ディープラーニングを利用した認識技術とTruePic IXを組み合わせ、被写体をリアルタイムで検出・追尾する。
OM-1シリーズのような鳥、車、飛行機など幅広い被写体認識には対応していないが、PENのターゲットを考えれば人物とペットに絞った構成は分かりやすい。
旅先で人物を撮る。
家族を撮る。
街中でスナップする。
犬や猫を撮る。
PENで使用される可能性の高いシーンを重視したAI AFといえる。
顔優先AF、瞳優先AFにも対応する。
5軸ボディー内手ぶれ補正は最大5.5段
PENシリーズの強みだったボディー内手ぶれ補正も強化された。
センサーシフト式の5軸ボディー内手ぶれ補正を搭載。
補正効果は、中央:最大5.5段周辺:最大4.5段となる。
PEN E-P7は最大4.5段だったため、中央部では約1段分強化された。
マイクロフォーサーズはレンズを含めたシステム全体を小型化しやすい。
そこへ強力なボディー内手ぶれ補正を組み合わせれば、三脚を持ち歩かずに夜景や屋内撮影を行いやすい。
「なるべく荷物を減らして歩きたい」という旅・スナップ用途では、PENとの相性がいい。
ボディー重量393g。E-P7よりは重くなった
本体サイズは、
約125.8×74.5×43.3mm。
重量はバッテリーとメモリーカードを含めて約393g。
本体のみでは約344gとなる。
PEN E-P7はバッテリー・カード込み約337gだったため、新型は約56g重くなった。
大型化・重量増は、
EVF、
防塵・防滴、
より強力な手ぶれ補正、
新しいAFシステム、
などを搭載した結果ともいえる。
それでも400gを切っており、レンズ交換式カメラとしては十分コンパクトだ。
新しい14-42mm F3.5-5.6 IIIとの組み合わせなら、システム全体でも比較的軽量にまとめられる。
フィルムライクな「プロファイルコントロール」

現在のカメラ市場で人気が高まっているのが、撮影時点で好みの色を作るという楽しみ方だ。
新型PENでは「カラー/モノクロプロファイルコントロール」を搭載する。
カメラ前面には、プロファイルへ素早くアクセスできるプロファイルコントロールスイッチも配置した。
カラープロファイルには4種類を用意。
Film Rich Color
Film Vivid
Film Soft Tone
Standard(Natural)
を選択できる。
単純なフィルターではなく、12色それぞれの彩度を11段階で調整可能。
さらにハイライト&シャドウ、シェーディングなども組み合わせられる。
自分の好みに追い込んだ設定はプリセットへ保存できる。
モノクロも4種類のプリセット
モノクロプロファイルも4種類を用意する。
Film B&W
Film IR
Film Low Contrast
Standard(Monotone)
だ。
カラーフィルター効果、粒状フィルム効果、調色、シェーディング、ハイライト&シャドウなどを組み合わせられる。
スマートフォンで撮影後にフィルターを適用するのではなく、
ファインダーを覗いた段階から完成形をイメージして撮る。
この体験を重視した機能だ。
クラシカルなPENのデザインとも非常に相性がいい。
新機能「プロファイルライブラリー」に対応
さらにスマートフォンアプリ「OM Image Share(OI.Share)」では、新たにプロファイルライブラリーへ対応する。
カラー/モノクロプロファイルで撮影された画像に含まれる設定情報を読み取り、そのプロファイルをカメラへ転送できる。
例えば気に入った作例をスマートフォンへ保存。
その写真から、色、トーン、プロファイル設定などを読み取り、自分のPENへ登録できる。
いわば、好みの“画作りレシピ”をカメラへ持ち込める仕組みだ。
写真を撮って終わりではなく、ユーザー同士で好みのカラーを共有するといった使い方にもつながりそうだ。
CPボタンでコンピュテーショナル撮影を呼び出せる
OM SYSTEMらしいコンピュテーショナルフォトグラフィも本格搭載する。
本体には専用の「CPボタン」を配置。
ボタンを押しながらダイヤルを操作することで、
- 三脚ハイレゾショット
- 手持ちハイレゾショット
- ライブND
- 深度合成
- HDR
- 多重露出
などへ素早くアクセスできる。
ここは従来のPENから大きく変わった部分だ。
ライブNDはND2~ND16
ライブNDではND2~ND16相当の効果をカメラ内部で再現できる。
例えば昼間の川や滝を撮影するとき、シャッタースピードを遅くして水の流れを滑らかに表現したい場合がある。
通常ならNDフィルターが必要になるが、ライブNDでは複数画像の演算処理によって同様の表現を可能にする。
旅行中にNDフィルター一式を持ち歩かなくても表現の幅を広げられるのは、小型軽量を重視するPENとの相性がいい。
手持ちハイレゾショットにも対応
複数枚の画像を合成して高解像度画像を生成する「ハイレゾショット」も搭載。
さらに三脚を使用するモードだけでなく、手持ちハイレゾショットにも対応する。
風景や建築物、静物など、より細かなディテールを残したい場面で利用できる。
スマートフォンのコンピュテーショナル撮影が一般化した現在だが、OM SYSTEMはレンズ交換式カメラでも積極的に演算撮影技術を取り込んでいる。
PENでは、それを専用CPボタンから呼び出せる点が特徴だ。
プロキャプチャーも搭載。最大30コマ/秒
シャッターを押す前の瞬間まで記録する「プロキャプチャー」も利用できる。
シャッターボタンを半押しして待機し、全押しした瞬間からさかのぼって最大12コマを保存する。
最高記録速度は約30コマ/秒。
RAW記録にも対応する。
例えば、
鳥が飛び立つ瞬間、
子どもがジャンプした瞬間、
ペットが動き出す瞬間、
など、撮影者が反応してシャッターを押してからでは遅いシーンを捉えやすくなる。
PENというカジュアルなボディーに、OM SYSTEM上位機で知られる考え方を取り込んできた点は興味深い。
3型バリアングルモニターを採用
背面には約104万ドットの3.0型タッチパネル液晶を搭載する。
方式は2軸可動式のバリアングルタイプ。
E-P7では上下チルト式だったが、新型では横へ開いて自由に角度を調整できる。
ローアングル、
ハイアングル、
縦位置撮影、
自撮り、
動画撮影
など幅広い用途に対応する。
タッチシャッターやタッチAFだけでなく、メニュー操作にもタッチを利用できる。
動画は4K/30p。OM-Log400にも対応
動画性能も強化されている。
最大記録は、
4K UHD:3840×2160 最大30p
C4Kでは、
4096×2160 24p
に対応する。
フルHDでは最大60p。
さらにS&Qでは最大120fpsの撮影にも対応する。
高フレームレート4Kを売りにする動画特化カメラではないが、PENの立ち位置としては十分な構成だ。
OM-Cinema1/OM-Cinema2を搭載
動画専用ピクチャーモードとして、
OM-Cinema1
OM-Cinema2
を新たに利用できる。
さらに、
Flat
OM-Log400
にも対応。
カラー/モノクロプロファイルもS&Qを除く動画撮影で利用できる。
静止画だけでなく動画でも「撮った段階から好みのルックを作る」方向性が強く打ち出されている。
縦位置で撮影すると縦動画ファイルとして記録する機能も搭載。
Instagram ReelsやTikTok、YouTube ShortsなどSNSを前提とした撮影にも使いやすい。
タリーランプまで搭載
意外なところでは、動画撮影ランプ=タリーランプも搭載している。
録画中であることを撮影者や被写体から視覚的に確認できる。
外部マイク用の3.5mmステレオミニジャックも用意する。
USB Type-Cにも対応し、USB給電も可能だ。
一方で4Kは最大30p、カードスロットはUHS-Iまでとなっており、本格的な動画制作機というより、写真を中心に動画も積極的に楽しむカメラと考えるのが自然だろう。
新「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 III」も同時発表

PENと同時に、新しい標準ズームレンズ
M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 III
も発表された。
焦点距離は14~42mm。
35mm判換算では28~84mm相当。
広角から中望遠まで、旅行や日常撮影で使いやすいレンジをカバーする。
重量はわずか125g。
沈胴式構造を採用しており、PENと組み合わせて持ち歩きやすい。
14mm時は0.53倍相当の近接撮影
新14-42mmは近接撮影性能も高い。
14mm時の最短撮影距離は0.13m。
35mm判換算最大撮影倍率は0.53倍相当となる。
いわゆるハーフマクロを超える撮影倍率だ。
旅先の料理、植物、小物、テーブルフォトなどへ近づいて撮影できる。
さらにPEN本体と同じくIPX1相当の防滴・防塵設計に対応する。
つまりレンズキットを購入するだけで、ボディー+標準ズームの防塵・防滴システムを構築できる。
ここは今回のレンズキットの大きなメリットだ。
PEN E-P7からどこまで進化した?
前世代に近い位置付けとなるPEN E-P7と比較すると、変化はかなり大きい。
| 主な仕様 | PEN E-P7 | OM SYSTEM PEN |
|---|---|---|
| 有効画素数 | 約2030万 | 約2037万 |
| 画像処理 | TruePic VIII | TruePic IX |
| EVF | なし | 約236万ドットOLED |
| AF | 121点コントラストAF | 121点オールクロス像面位相差AF |
| AI被写体認識 | なし | 人物・犬・猫 |
| 防塵・防滴 | なし | IPX1 |
| 手ぶれ補正 | 最大4.5段 | 中央最大5.5段 |
| CP機能 | 一部対応 | CPボタン+ライブND等 |
| プロキャプチャー | ― | 対応 |
| モニター | チルト | バリアングル |
| USB | Micro-B | USB Type-C |
| 重量 | 約337g | 約393g |
画素数だけを見ると大きな変化はない。
しかし実際には、
AF
EVF
耐候性
手ぶれ補正
撮影機能
が大幅にアップデートされている。
特に121点像面位相差AFと防塵・防滴は、実用面で大きな進化となる。
OM SYSTEM STORE価格は14万8,500円から
メーカー希望小売価格はオープン。
OM SYSTEM公式ストアでの販売価格は、
| 製品 | OM SYSTEM STORE価格 |
|---|---|
| PEN ボディー | 148,500円 |
| 14-42mm F3.5-5.6 III レンズキット | 165,000円 |
| ダブルズームキット | 176,000円 |
となっている。
ボディーカラーは各構成ともブラック/シルバーから選択可能。
すでに予約受付もスタートしている。
OM SYSTEM STORE限定では、
「PEN+M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II」
「PEN+M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 II」
といった単焦点レンズセットも用意されている。
PENらしいスナップ撮影を重視するなら、小型単焦点との組み合わせも面白そうだ。
最大1万円分の発売記念キャンペーン
発売に合わせて、「PENと綴る、私の旅。OM SYSTEM PEN 発売記念キャンペーン」も実施される。
対象商品購入期間は2026年9月9日から11月5日まで。
購入者は、「ARTISAN&ARTIST オリジナル本革ストラップ」または、最大1万円分の選べるe-GIFTのいずれかを選択できる。
e-GIFTの場合、
PENボディー:5,000円分
14-42mmレンズキット:5,000円分
ダブルズームキット:10,000円分
となる。
発売直後に購入を予定している場合は、キャンペーンも合わせて確認しておきたい。
どんなユーザーに向いている?
新しいPENは、スペックだけを追い求めるハイエンドカメラではない。
一方で、単純なエントリー機とも言い切れなくなった。
121点像面位相差AF。
5軸手ぶれ補正。
防塵・防滴。
EVF。
プロキャプチャー。
ライブND。
手持ちハイレゾ。
OM-Log400。
これだけを見ると、かなり本格的な機能を搭載している。
それを400g以下のレンジファインダースタイルボディーへ詰め込んだ。
ターゲットとなりそうなのは、
スマートフォンから一眼カメラへステップアップしたい人
だけではない。
大きなカメラを持ち歩きたくない写真愛好家や、旅行用のサブカメラ、日常スナップ用としても面白い存在になっている。
Fujifilm X100シリーズなどとは違う「レンズ交換式」の強み
近年は、クラシカルなデザインを持つカメラへの人気も高い。
その中でPENが持つ大きな特徴が、マイクロフォーサーズのレンズ交換式であることだ。
17mmや25mmの小型単焦点を付けてスナップカメラとして使うこともできる。
超広角を付けて旅行へ持ち出す。
望遠レンズで動物を撮る。
マクロレンズで花や昆虫を撮る。
同じ小型ボディーでも、用途に合わせてシステムを変えられる。
OM SYSTEMとPanasonicを中心に長年蓄積されてきた豊富なマイクロフォーサーズレンズを利用できることは、PENの大きな強みだ。
気になるのは約15万円という価格
一方で、最も議論になりそうなのは価格だ。
公式ストア価格はボディーのみで148,500円。
カジュアルに持ち歩くPENというイメージからすると、決して安価ではない。
しかし今回のPENは、E-P7の単純な置き換えではない。
EVF、防塵・防滴、位相差AF、AI被写体認識、TruePic IX、コンピュテーショナルフォトグラフィなどをまとめて搭載する。
そのため、「安価な入門PEN」というより、
「小型・軽量と撮る楽しさを重視した中級機」に近いポジションへ移ったと見る方が分かりやすい。
この価格をどう評価するかは、実機の質感やAF性能、ファインダーの見え方などが一つの判断材料になりそうだ。
まとめ|PENは“かわいい小型機”から本格スナップカメラへ
2026年9月9日に正式発表された「OM SYSTEM PEN」は、OM SYSTEMブランドへ移行して初めてPENの名を冠するモデルとなった。
往年のレンジファインダー調デザインを採用しつつ、
約236万ドットEVF
PENシリーズ初の防塵・防滴
約2037万画素Live MOS
TruePic IX
121点オールクロス像面位相差AF
AI被写体認識AF
最大5.5段5軸手ぶれ補正
を搭載する。
さらにカラー/モノクロプロファイル、プロファイルライブラリー、ライブND、手持ちハイレゾ、プロキャプチャーなど、OM SYSTEM独自の撮影機能も数多く取り込んだ。
E-P7と比較すると、単純なマイナーチェンジとは言いづらい。
むしろPENというシリーズそのものを、現在のOM SYSTEMの技術で作り直したモデルに近い。
1959年の初代PENが目指したのは、「いつでも持ち歩ける本格カメラ」だった。
67年を経た2026年。
新しいOM SYSTEM PENも、その思想自体は変えていない。
ただし今回は、そこへ防塵・防滴、位相差AF、AI認識、コンピュテーショナルフォトグラフィという現在の技術が加わった。
スマートフォンではなく、あえてファインダーを覗き、ダイヤルを操作し、自分の色で一枚を仕上げる。
新しいPENは、「写真を撮る行為そのものを楽しみたい」というユーザーへ向けたカメラとして、かなり明確なキャラクターを持った一台になっている。
発売は2026年10月下旬。
今後は実機でのAF性能やファインダーの見え方、ボディーの質感、そして新14-42mmとの組み合わせがどの程度コンパクトに仕上がっているのかにも注目したい。
本記事は、RE EARTH TV編集部がメーカー公式サイト、公式発表、取材内容などの情報をもとに制作しています。
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