- 2026年8月11日
【実機レビュー】DJI Osmo Pocket 4Pは買いか?1インチ×60mmデュアルカメラを映像クリエイターが徹底検証
DJIがPocketシリーズを「Vlogカメラ」から次のステージへ進めた ……

DJIは2026年9月2日、新世代360°カメラ「DJI Osmo 360 II」を日本国内で正式発表し、同日より販売を開始した。
2025年7月に登場した初代「Osmo 360」から約1年。第2世代となるOsmo 360 IIでは、360°動画が従来の8K/50fpsからネイティブ8K/60fpsへ進化。さらにダイナミックレンジは14.5ストップまで拡大し、暗所撮影を強化する「AI スーパーナイト2.0」、ユーザー自身で交換できるレンズ、新しい被写体追尾機能などを搭載する。
そして注目したいのが、単純な「360°カメラ」としての進化だけではないことだ。
10-bit D-Log M、タイムコード、DJI Micシリーズとの直接接続、DaVinci Resolve用プラグインなど、一般ユーザーだけでなく映像クリエイターの実制作まで意識したカメラへと進化している。
国内価格はスタンダードコンボが93,610円、アドベンチャーコンボが110,990円(税込)。
この記事では、DJI Osmo 360 IIのスペック、新機能、初代Osmo 360との違い、そしてどんなユーザーにおすすめなのかまで詳しく解説していく。

Osmo 360 IIは、DJIが展開する360°カメラ「Osmo 360」シリーズの第2世代モデルだ。
DJIによれば、ドローンで培ってきた歪み補正技術、Roninシリーズの映像安定化技術、そしてOsmo Actionシリーズのカラーサイエンスなど、同社が長年積み重ねてきた映像技術を投入して開発されている。
搭載するのは1/1.1インチのスクエアHDRイメージセンサー。従来型の1インチ長方形センサーと同等の360°撮像エリアを確保することで、DJIは「1インチセンサー相当」のイメージング性能を実現したとしている。
大型2.4μmピクセル、F1.9の明るいレンズ、高性能プロセッサーを組み合わせ、最大8K/60fpsの360°動画を記録可能だ。
本体サイズは初代と同じ61×36.3×81mm、重量も183gに抑えられている。
つまり、ボディサイズをほぼ変えることなく内部性能と機能を大幅に引き上げてきたことになる。
まずは主要スペックを比較してみよう。
| 項目 | Osmo 360 II | Osmo 360 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026年9月2日 | 2025年7月31日 |
| センサー | 1/1.1インチ スクエアHDR CMOS | 1/1.1インチ スクエアHDR CMOS |
| 最大360°動画 | 8K/60fps | 8K/50fps |
| ダイナミックレンジ | 14.5ストップ | 13.5ストップ |
| レンズ | F1.9/ユーザー交換対応 | F1.9 |
| 暗所撮影 | AI スーパーナイト2.0 | スーパーナイト |
| 360°スローモーション | 最大4K/240fps | 最大4K/100fps |
| 静止画 | 120MP HDR/RAW対応 | 120MP |
| タイムラプス | 最大16K | 最大8K |
| 内蔵ストレージ | 105GB使用可能 | 105GB使用可能 |
| バッテリー | 2,150mAh | 1,950mAh |
| NFC | 対応 | - |
| レンズ交換 | 対応 | 非対応 |
| 本体重量 | 183g | 183g |
| スタンダードコンボ発売時価格 | 93,610円 | 67,100円 |
初代から特に大きく進化したのは、8K/60fps、14.5ストップ、暗所性能、スローモーション、交換式レンズ、被写体追尾の6点だ。
一方で価格も大きく上昇している。
初代Osmo 360のスタンダードコンボは発売時67,100円だったため、Osmo 360 IIは26,510円高い93,610円となった。性能アップは確かだが、初代所有者にとっては「価格差に見合う進化なのか」が買い替え判断のポイントになりそうだ。

Osmo 360 II最大の進化と言っていいのが、360°動画のフレームレートだ。
初代Osmo 360では最大8K/50fpsだったのに対し、Osmo 360 IIでは7680×3840/最大60fpsへアップした。
360°カメラでは、撮影した8K映像全体をそのまま16:9で使用するのではなく、後から必要な部分を切り出して使用するケースが多い。
そのため元データの解像度とフレームレートは非常に重要だ。
特に、
バイク
自転車
スキー・スノーボード
モータースポーツ
ランニング
旅行
アウトドア
イベント撮影
といった被写体やカメラが激しく動くシーンでは、60fps化によるメリットは大きい。
フレーム数が増えることで動きの表現が滑らかになり、30fpsのタイムラインで使用する場合には50%スローモーション素材として利用することもできる。
「とりあえず360°全部撮って、アングルは編集時に決める」という360°カメラ本来の強みを、さらに高画質かつ扱いやすくした進化といえる。
解像度だけでなく、映像そのものの表現力も強化された。
Osmo 360 IIの360°撮影時のダイナミックレンジは、初代の13.5ストップから最大14.5ストップへ拡大している。
360°カメラにとってダイナミックレンジは非常に重要だ。
通常のカメラであれば構図を調整して太陽や強い光源を避けることができる。しかし360°カメラは全方向を同時に撮影するため、晴天下では片方のレンズに太陽、反対側には暗い影が入るような極端な明暗差が発生しやすい。
Osmo 360 IIでは前後それぞれに独立した露出制御システムも採用されており、カメラ前後で明るさが大きく異なる環境でも、それぞれのレンズ側で露出を調整できる。
日中の屋外、車載、ツーリング、夕暮れ、屋内から屋外へ移動するようなシーンでは、この進化が画質に直結してきそうだ。

360°カメラが苦手としやすいのが夜景だ。
Osmo 360 IIでは、新しいAIノイズ低減アルゴリズムを採用した「AI スーパーナイト2.0」を搭載する。
F1.9の明るいレンズ、大型2.4μmピクセル、新世代の画像処理を組み合わせることで、暗所で発生しやすいノイズを抑えながらディテールを残す設計だ。
さらに注目したいのがフレームレート。
初代Osmo 360のスーパーナイトモードは8K/30fpsまでだったが、Osmo 360 IIではスーパーナイトでも8K/60fps撮影に対応する。
夜のツーリングや街歩き、イルミネーション、祭り、ライブイベントなど、「暗い+動く」という360°カメラには厳しい環境でも、より自由度の高い撮影が期待できる。

今回、個人的に8K/60fpsと同じくらい重要だと感じる進化が交換式レンズだ。
360°カメラは構造上、魚眼レンズが本体から大きく突出している。
通常のアクションカメラ以上にレンズへ傷が付きやすく、一度深い傷が入ってしまうと、映像の品質に直接影響する。
Osmo 360 IIではレンズに超高硬度の光学フィルムを採用し、耐傷性・耐摩耗性を高めると同時に、万が一レンズを破損してもユーザー自身で交換可能な構造へ変更された。
専用の「Osmo 360 II レンズ交換キット(デュアル)」も5,280円で販売される。
「傷を恐れてアクションカメラなのに思い切って使えない」という360°カメラ特有の問題に対して、かなり実用的な答えを出してきた印象だ。
360°カメラ最大の魅力は、撮影後に好きなアングルを選べること。
しかし同時に、
撮影後のリフレーミングが面倒
という弱点もある。
Osmo 360 IIでは、この作業を大幅に減らす「スポットライトフォロー」を搭載した。
本体モニター上で追いかけたい人物などを指定すると、カメラが動いても被写体がフレーム中央に来るよう自動追尾。一般的な平面動画として使用できる映像を生成できる。
しかも元の360°映像も残るため、
「基本は自動追尾で動画を作り、必要な部分だけ自分でリフレームする」
という使い方もできる。
360°カメラは撮影そのものよりも編集に時間がかかるケースが多いだけに、撮影後のワークフローを短縮する機能として実用性は高そうだ。
Vlog用途では「デュアル録画」も面白い。
360°で撮影した映像から、
前方の景色
+
撮影者自身
という2つの視点を同時に使用できる。
旅先の景色とリアクション、バイクから見える道路とライダー、アクティビティと体験者の表情などを、カメラ1台から作り出せるわけだ。
通常なら2台のカメラが必要になるシーンを1台で完結できるのは360°カメラならでは。
インビジブルセルフィースティックと組み合わせれば、第三者が撮影しているような映像表現も可能になる。
動画以外も強化された。
静止画は最大1億2,000万画素(120MP)の360°HDR写真に対応。
初代も120MP撮影には対応していたが、Osmo 360 IIでは新たにHDRとRAW記録へ対応している。
明暗差の大きな風景や建築、観光地の記録などでは、撮影後の編集耐性も高まりそうだ。
さらにタイムラプスは初代の最大8Kから、最大16K 360°タイムラプスへ大幅に高解像度化。
星空、日の出、雲の流れ、都市の夜景、イベント設営など、「時間そのもの」を360°で記録する撮影との相性は非常に良い。
ハイスピード撮影性能も大幅に向上した。
初代Osmo 360では360°動画のスローモーションが最大4K/100fpsだったが、Osmo 360 IIでは最大4K/240fpsまで対応する。
さらにApple Silicon搭載MacでDJI Studioを使用すると、AIフレーム補間により、クロップした映像から8K/480fps相当の滑らかな映像を生成できる。
DJIはこれを最大64倍パノラマスローモーションとして訴求している。
雪や水しぶき、ジャンプ、スポーツ、モータースポーツなど、一瞬の動きを360°で捉えて後から最も迫力ある角度を選択する──。
通常のハイスピードカメラとは違った映像表現が可能になりそうだ。
Osmo 360 IIは、常に360°で撮らなければならないカメラではない。
片側のレンズだけを使用するシングルレンズモードにも対応する。
通常画角では最大4K/60fps、超広角では最大4K/120fpsの撮影が可能。
さらにBoost動画では、スクエアセンサーを活用した1:1アスペクト比で記録できる。
一度1:1で撮影しておけば、
YouTube向け16:9
Instagramリール/TikTok向け9:16
Instagram向け1:1
など、公開媒体に合わせて後からクロップしやすい。
SNSを複数運用するクリエイターにとっては、非常に合理的な撮影方法だ。
ただし注意したいのは、通常のシングルレンズモードでは初代Osmo 360が最大5K撮影に対応していたのに対し、Osmo 360 IIでは最大4Kとなっていること。
360°モードは大きく進化している一方、シングルレンズで最高解像度を重視する場合には確認しておきたいポイントだ。
Osmo 360 IIは全動画フォーマットで10-bitカラーに対応する。
さらにDJI独自のLogガンマであるD-Log Mを使用可能。
10億色以上の色情報を記録でき、通常の8-bit映像と比較して、空や夕焼けなどの微妙な階調表現にも強い。
DJI製ドローン、Osmo Pocket、Osmo Actionなどと組み合わせる場合にも、D-Log Mをベースにカラーを合わせやすい。
360°カメラを単なる旅行記録用ではなく、通常のカメラやドローン映像に混ぜ込むBカメラとして使用したい映像制作者にとって重要な仕様だ。
さらに映像制作ユーザーに注目してほしいのがタイムコード(TC)対応だ。
正規販売店システムファイブによると、Osmo 360 IIでは新たにタイムコード機能を搭載している。
複数カメラによる撮影や、外部レコーダーを使った音声別録りを行う場合、タイムコードを利用して素材同士を同期しやすくなる。
360°カメラというとVlogやアクション用途の印象が強いが、タイムコードまで搭載してきたことで、
イベント
ライブ撮影
ドキュメンタリー
車載撮影
マルチカメラ収録
といった、より本格的な映像制作環境にも組み込みやすくなった。
映像制作者にとってもう一つ大きいのが、DaVinci Resolve用プラグインへの対応だ。
DJI Studioからエクスポートした360°動画ファイルをプラグイン経由でDaVinci Resolveへ直接読み込み、タイムライン上で360°映像を編集できる。
360°カメラはメーカー専用アプリ内で完結するワークフローになりやすく、本格的な編集ソフトへ持ち込む際にひと手間必要になることが多い。
Osmo 360 IIでは、DJI StudioとDaVinci Resolveをつなぐことで、通常のカメラ素材と同じ編集環境の中へ360°素材を組み込みやすくなった。
撮影 → DJI Studio → DaVinci Resolve → カラーグレーディング/テロップ/音声処理 → 納品
というプロ向けワークフローを組める点は、Osmo 360 IIの隠れた大きな魅力といえる。

音声収録もDJIエコシステムとの連携が強い。
本体には4マイクアレイと風ノイズ低減設計を採用。
さらにOsmoAudioによる直接接続に対応しており、
DJI Mic 3
DJI Mic 2
DJI Mic Mini 2S
DJI Mic Mini 2
DJI Mic Mini
などをカメラへ直接接続できる。
別途レシーバーをカメラへ取り付ける必要がないため、360°カメラで問題になりやすい「アクセサリーが映像に映り込む」という問題も減らしやすい。
Vlog、インタビュー、ツーリング動画などでは特に便利だ。
バッテリー容量は初代の1,950mAhから、2,150mAhへ増加した。
8K/30fpsでは最大約100分の連続撮影に対応する。
さらに急速充電にも対応し、約22分で80%まで充電可能。
専用の「Osmo 360 II バッテリー延長ロッド」を使用すれば、駆動時間をさらに最大180分延長できるとしている。
長時間のイベント、ツーリング、旅行、タイムラプスなどでは心強い。
また既存バッテリーとの互換性も確保されており、初代Osmo 360などで使用していたバッテリー資産を活用できる点も嬉しい。

Osmo 360 IIは初代に引き続き、105GBの使用可能な内蔵ストレージを搭載する。
8K映像はデータ容量が非常に大きいため、内蔵ストレージを持っているメリットは大きい。
正規販売店システムファイブが実機で確認した数値では、8K/60p時に、
となっている。
microSDカードを忘れた場合でも撮影できるだけでなく、予備ストレージとしても実用的だ。
データ転送はUSB 3.1とWi-Fi 6に対応する。
Osmo 360 IIでは新たにNFCクイック接続へ対応した。
NFC対応スマートフォンをカメラへ近づけることでDJI Mimoとの接続フローへ移行でき、映像転送や編集までスムーズに進められる。
360°カメラでは「撮影後にアプリへ接続してリフレームする」場面が多い。
つまり接続操作そのものが利用頻度に直結する。
派手なスペックではないが、毎日使用するユーザーほど恩恵を感じやすい改善だろう。
アクションカメラとしてのタフネス性能もしっかり確保されている。
カメラ単体で水深10mまでの防水に対応。
別売りの「Osmo 360 インビジブル防水ケース」を使用すれば、最大水深50mまで対応する。
さらに動作温度は−20℃~45℃。
スキーやスノーボードなど冬季のアクティビティにも投入可能だ。
防水ケース、セルフィースティック、磁気クイックリリース、1/4インチネジ穴などを組み合わせることで、水中から雪山、バイク、自転車まで幅広い撮影スタイルに対応できる。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| イメージセンサー | 1/1.1インチ スクエアCMOS |
| レンズ | F1.9 |
| ISO感度 | 100~51200 |
| 最大360°動画 | 8K/60fps |
| 6K 360°動画 | 最大60fps |
| スローモーション | 最大4K/240fps |
| シングルレンズ | 最大4K/60fps |
| 超広角シングルレンズ | 最大4K/120fps |
| ダイナミックレンジ | 最大14.5ストップ |
| カラー | 10-bit/D-Log M |
| 静止画 | 最大120MP HDR/RAW |
| タイムラプス | 最大16K |
| 内蔵ストレージ | 128GB(105GB使用可能) |
| バッテリー | 2,150mAh |
| 8K/30fps連続撮影 | 最大約100分 |
| 急速充電 | 約22分で80% |
| 防水 | 本体10m/専用ケース使用時50m |
| 動作温度 | −20℃~45℃ |
| 接続 | USB 3.1/Wi-Fi 6/NFC |
| マイク | 4マイクアレイ/OsmoAudio対応 |
| マウント | 磁気クイックリリース/1/4インチネジ |
| サイズ | 61×36.3×81mm |
| 重量 | 183g |
主要仕様はDJI発表および国内正規販売店の情報に基づく。
Osmo 360 IIは2026年9月2日に日本国内で販売開始。
DJIが発表している主要コンボの価格は以下の通りだ。
| 製品 | 価格(税込) |
|---|---|
| Osmo 360 II スタンダードコンボ | 93,610円 |
| Osmo 360 II アドベンチャーコンボ | 110,990円 |
| Osmo 360 II レンズ交換キット(デュアル) | 5,280円 |
| Osmo 360 インビジブル防水ケース | 11,550円 |
| Osmo 360 II バッテリー延長ロッド | 15,950円 |
| Osmo ヘビーデューティークランプキット | 6,490円 |
また国内販売店では、バイク撮影向けアクセサリーを組み合わせた「リミットレス ライディング コンボ」98,120円も取り扱われている。
※「Osmo 360 インビジブル防水ケース」はDJI公式アクセサリーとして発売。記事執筆時点ではAmazon.co.jpのDJI公式ストアで単品販売を確認できていないため、販売開始後にリンクを追加予定。

スタンダードコンボには、
Osmo 360 II本体
Osmo エクストリームバッテリーPlus(2,150mAh)×1
カメラプロテクティブポーチ
レンズクリーニングクロス
USB-C to USB-C PDケーブル(USB 3.1)
シリコンレンズキャップ2
などが付属する。
まず本体を購入して、必要なアクセサリーだけ後から追加したい人はこちらで十分だ。
価格は93,610円。
一方、アドベンチャーコンボではバッテリーが合計3本となり、
Osmo 多機能バッテリーケース3
調整型両方向クイックリリース式アダプターマウント
1.2m インビジブルセルフィースティック
なども追加される。
360°カメラの魅力を最大限引き出すならインビジブルセルフィースティックはほぼ必須アクセサリー。
旅行やアウトドアで長時間撮影する場合には予備バッテリーも必要になるため、最初から本格的に使う予定ならアドベンチャーコンボの方が完成度は高い。
価格は110,990円だ。
初代Osmo 360から約1年で登場したOsmo 360 II。
結論としては、全員が即買い替える必要はないが、撮影用途によってはかなり魅力的なアップデートだ。
特に、
8K/60fpsが必要
夜間撮影が多い
バイクや自転車で使う
レンズ傷のリスクが高い
スローモーションを多用する
人物を自動追尾したい
DaVinci Resolveで本格編集したい
複数カメラ撮影へ組み込みたい
というユーザーならOsmo 360 IIの恩恵は大きい。
中でも交換式レンズ+AI スーパーナイト2.0+スポットライトフォローは、単なるスペックアップ以上に実際の使い勝手を変える進化だ。
逆に、
日中撮影が中心
8K/30fps程度で十分
すでに初代の画質に満足している
360°撮影頻度がそれほど高くない
という場合、初代Osmo 360をそのまま使い続ける選択も十分合理的だ。
Osmo 360 IIのスタンダードコンボは93,610円。初代発売時から26,510円高くなっているため、単純なコストパフォーマンスだけを見れば初代の魅力も依然として大きい。
またシングルレンズ撮影では初代が最大5Kに対応しているのに対し、Osmo 360 IIは最大4Kとなっている点にも注意しておきたい。
Osmo 360 IIは、特に次のようなユーザーと相性がいい。
旅行やVlogを1人で撮影したい人
360°すべてを記録しておけば、現場でカメラアングルを細かく考える必要がない。撮影者自身と景色を同時に残せるのも大きな強みだ。
バイク・自転車・スキーなどアクション撮影をする人
8K/60fps、4K/240fps、強力な手ぶれ補正、−20℃対応、交換式レンズなど、まさにOsmo 360 IIが得意とする領域だ。
SNS用動画を大量に制作するクリエイター
同じ撮影データから16:9、9:16、1:1など複数フォーマットへ展開できるため、YouTube、Instagram、TikTok、Shortsを横断したコンテンツ制作にも向いている。
映像制作の現場に360°カメラを導入したい人
10-bit D-Log M、タイムコード、DJI Mic直接接続、DaVinci Resolve用プラグインへの対応は、従来の「遊べる360°カメラ」より一歩踏み込んだ仕様だ。
固定カメラでは撮れない大胆なアングルや、後から構図を決めたいワンカットを追加する特殊カメラとしても面白い。
DJI Osmo 360 IIは、初代Osmo 360の基本コンセプトを維持しながら、360°カメラとしての弱点を一つずつ潰してきた第2世代モデルだ。
最大の進化は8K/60fpsと14.5ストップのダイナミックレンジ。
しかし実際に使ったときに大きな違いになりそうなのは、それだけではない。
AI スーパーナイト2.0
ユーザー交換式レンズ
スポットライトフォロー
4K/240fps
120MP HDR/RAW
16Kタイムラプス
NFCクイック接続
2,150mAhバッテリー
タイムコード
DaVinci Resolve用プラグイン
DJI Mic直接接続
など、撮影から編集までのワークフロー全体がアップデートされている。
360°カメラの最大の魅力は、「撮影時に構図を決めなくてもいい」ということだ。
カメラを回しておけば、前も後ろも、自分も景色も記録される。そして撮影が終わった後に、最も印象的な瞬間とアングルを選び出すことができる。
Osmo 360 IIはそこへ自動追尾やAI処理を加えることで、「すべて撮って、あとから自由に作る」という360°撮影のスタイルを、さらに現実的な映像制作ワークフローへ近づけた一台といえるだろう。
価格は決して安くない。
それでも、通常のアクションカメラでは撮れない映像を求める人、旅行やアクティビティをより自由なアングルで記録したい人、そして360°映像を本格的な映像制作へ組み込みたいクリエイターにとって、2026年後半を代表する注目カメラの一つになりそうだ。
本記事は、RE EARTH TV編集部がメーカー公式サイト、公式発表、取材内容などの情報をもとに制作しています。
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