- 2026年6月12日
【2026年版】おすすめWi-Fiルーター20選|Wi-Fi 7・メッシュ対応モデルと失敗しない選び方
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米国発のオーディオブランドSonosは、米国時間2026年9月1日、日本時間9月2日、次世代オーディオ・オペレーティングシステム「Sonos 27」とともに、新型サウンドバー「Sonos Beam Ultra」とプレミアムワイヤレスヘッドフォン「Sonos Ace Ultra」を発表した。
今回のアップデートで注目したいのは、単なる「音質向上」にとどまらないことだ。
Beam Ultraでは、コンパクトなBeamシリーズとして初めて専用の上向きドライバーを搭載し、本格的な7.1.2ch Dolby Atmosを実現。一方のAce Ultraは新開発40mmドライバー、10マイク構成のAdaptive ANC、最長35時間のバッテリーに加えて、Sonosスピーカーとヘッドフォンを直接つなぐHeadphone Linkingへ対応する。
さらに、その両者をつなぐ中心にあるのが、新たに名称を与えられたオーディオOS「Sonos 27」だ。ChatGPTを含む外部AIとの連携機能まで盛り込まれ、Sonosは今回、単なるスピーカーメーカーから「家全体を一つのオーディオシステムとして動かすプラットフォーム」へと明確に舵を切った。

今回発表された2製品を簡潔に整理すると、Beam UltraはBeam(Gen 2)のコンパクトさを残したまま、本物のハイトチャンネルを手に入れたサウンドバー。Ace Ultraは、初代Aceの弱点だったSonosエコシステムとの距離を一気に縮めた“Sonosシステムの一部として使えるヘッドフォン”だ。
| 製品 | Sonos Beam Ultra | Sonos Ace Ultra |
|---|---|---|
| カテゴリー | サウンドバー | オーバーイヤーヘッドフォン |
| 国内価格 | 99,800円(税込) | 69,800円(税込) |
| 国内予約開始 | 2026年9月25日 | 2026年10月16日 |
| 国内発売 | 2026年10月9日 | 2026年10月30日 |
| 最大の進化 | 7.1.2ch Dolby Atmos+上向きドライバー | 次世代Adaptive ANC+Headphone Linking |
| Sonos 27連携 | 対応 | 対応 |
日本ではBeam Ultraが先に10月9日発売、Ace Ultraが10月30日発売となる。Sonos公式発表によると、価格はそれぞれ99,800円と69,800円だ。

Sonos Beam Ultraは、これまでのBeamシリーズが持つコンパクトなフォームファクターを継承しながら、内部の音響構造を大幅に刷新した新世代サウンドバーだ。
最大のポイントは、9基のドライバーと9基のClass-Dデジタルアンプを搭載し、そのうち2基を専用の上向きドライバーとして配置したこと。
これにより、Beam(Gen 2)が音響処理によって高さ方向を仮想的に再現していたのに対し、Beam Ultraでは天井へ実際に音を放射・反射させることで、本格的な7.1.2ch Dolby Atmosサラウンドを構築できる。
Beam Ultraには5基のツイーターと4基の薄型ウーファーを搭載。
左右方向へ音を広げるドライバーだけでなく、2基のツイーターを上方向へ向けて配置することで、Dolby Atmosコンテンツのハイト情報を物理的に再現する。
映画で飛行機が頭上を通過する場面、雨が降り注ぐシーン、ゲームでプレイヤーの上下方向から音が発生するシーンなどでは、従来のBeam以上に「音がテレビの周囲だけではなく、部屋そのものから鳴っている」感覚を狙った設計だ。
しかも本体サイズは幅750mm、高さ63mm、奥行105mm。大型テレビ向けのフラッグシップサウンドバーほど場所を取らず、Sonosでは最大65インチ程度のテレビとの組み合わせを想定している。
ホームシアターで意外と悩ましいのが、爆発音やBGMは大きいのに人物のセリフだけ聞き取りづらいという問題だ。
Beam Ultraではセンターチャンネルを再設計し、さらにAIスピーチエンハンスメントを搭載した。
AIが人の声を検知し、会話の明瞭度を高める仕組みで、Sonosアプリから4段階で調整できる。
アクション映画やドラマはもちろん、ニュース、YouTube、ライブ映像など、声が重要なコンテンツでも効果が期待できる。
さらに夜間には「ナイトサウンド」を利用可能。大きな効果音を抑えながら小さな音を持ち上げるため、家族が寝ている時間帯でも映画やドラマを楽しみやすい。

Beam Ultraは「Beam(Gen 3)」ではなく、あえてUltraという名称が与えられている。
それだけに、今回の進化はマイナーチェンジというより、Beamシリーズを一段上のホームシアター製品へ引き上げるものと考えた方が分かりやすい。
| 項目 | Sonos Beam Ultra | Sonos Beam(Gen 2) |
|---|---|---|
| 価格 | 99,800円 | 64,800円 |
| Dolby Atmos | 本格7.1.2ch | バーチャルDolby Atmos |
| アンプ | 9基 Class-D | 5基 Class-D |
| 上向きドライバー | 2基 | 非搭載 |
| スピーチ強調 | AIスピーチエンハンスメント・4段階 | スピーチエンハンスメント |
| Bluetooth | Bluetooth 5.3 | Beam UltraのようなBluetoothストリーミングには非対応 |
| Wi-Fi | Wi-Fi 6 | 従来世代Wi-Fi |
| Trueplay | iOS / Android対応 | 従来方式 |
| 幅 | 750mm | 651mm |
| 高さ | 63mm | 68mm |
価格差は35,000円。
決して小さな差ではないが、専用上向きドライバー、7.1.2ch、AIスピーチエンハンスメント、Wi-Fi 6、Bluetooth、ライン入力対応まで含めて考えると、単純な後継機というより上位クラスへ移行したモデルと考えるべきだろう。

Sonos 27との組み合わせで特に面白いのが、新しいPortable Surroundsだ。
Sonos PlayまたはMove 2を同一モデルで2台用意すれば、Beam Ultraなど対応サウンドバーのリアサラウンドとして利用できる。
映画を観るときだけ後方へ持ってきてサラウンド化し、視聴が終われば元の部屋へ戻して通常のポータブルスピーカーとして使える。
従来のホームシアターでは、リアスピーカーを導入すると基本的に「その場所へ固定」という考え方だった。
Portable Surroundsはそこを変え、普段使いのスピーカーを必要な瞬間だけホームシアターの一部に変える。Sonosらしいワイヤレスシステムの強みが非常に分かりやすく表れた機能だ。

もう一つの新製品が「Sonos Ace Ultra」だ。
初代Sonos Aceは2024年に登場し、空間オーディオ、Dolby Atmos、ANC、USB-Cロスレス再生などを備えたSonos初のワイヤレスヘッドフォンとして注目された。
Ace Ultraでは、その基本コンセプトを受け継ぎながら、ドライバー、ANC、バッテリー、EQ、Sonosシステムとの接続性を大幅に強化している。
左右のイヤーカップにはSonos独自設計の40mmドライバーを搭載。
サイズそのものは初代Aceと同じ40mmだが、Ace Ultraではモーター構造を刷新し、リング状のマグネットを追加した新設計となった。
Sonosによれば、より深い低域とクリアなディテール、低歪みを目指して設計され、サウンドプロファイルの調整にはグラミー賞やアカデミー賞受賞歴を持つエンジニアも参加している。
さらにAdaptive EQを搭載。
イヤーカップの密閉状態や装着状態をリアルタイムで確認し、眼鏡や髪、頭の動きなどによって音響条件が変化してもEQを補正する。
アプリ上では従来より細かな3バンドまたは8バンドEQも利用できる。
Ace Ultraでさらに大きく進化したのがノイズキャンセリングだ。
初代Aceが8マイクだったのに対し、Ace Ultraでは10マイク構成へ拡張。
周囲の環境音だけでなく、装着状態の変化まで監視するAdaptive ANCを採用し、頭の動きや眼鏡、髪などによって密閉状態が変化してもリアルタイムで補正する。
Sonosは低周波領域において、初代Aceと比べて最大2倍のANC性能をうたっている。
飛行機や電車、エアコン、車内などで発生する連続的な低周波ノイズに対して、特に大きな進化が期待できそうだ。
バッテリー駆動時間は、ANCまたはアウェアモードを有効にした状態でも最大35時間。
初代Aceの最大30時間から5時間延長された。
急速充電にも対応し、バッテリー残量0%の状態から3分間充電するだけで最大3時間再生できる。
さらにAce Ultraでは新たな省電力モードも追加されており、状況に応じて一部機能を抑えることで駆動時間をさらに伸ばせる。
長距離移動や出張、飛行機での使用が多いユーザーにとっては、音質以上に実用面で恩恵を感じやすい進化かもしれない。

| 項目 | Sonos Ace Ultra | Sonos Ace |
|---|---|---|
| 価格 | 69,800円 | 59,800円 |
| ドライバー | 次世代40mmカスタムドライバー | 40mmカスタムドライバー |
| マイク | 10基 | 8基 |
| ANC | Adaptive ANC | ANC |
| バッテリー | 最大35時間 | 最大30時間 |
| 急速充電 | 3分で最大3時間 | 3分で最大3時間 |
| Adaptive EQ | 対応 | 非搭載 |
| EQ | 3バンド / 8バンド | 従来EQ |
| Headphone Linking | 対応 | 非対応 |
| TV Audio Swap | 対応 | 対応 |
| カラー | ブラック / ソフトホワイト / Agave / Sand | ブラック / ソフトホワイト |
国内価格差は10,000円。
単純にBluetoothヘッドフォンとして使うだけなら初代Aceにも十分な魅力が残るが、ANC性能、バッテリー、音質、EQ、そしてSonosシステムとの接続まで求めるならAce Ultraの優位性は大きい。

Ace Ultraを語るうえで、最も重要なのが新しいHeadphone Linkingだろう。
初代AceにもSonosサウンドバーからテレビ音声を移す「TV Audio Swap」は存在した。
しかしAce Ultraではそれを一段進め、対応するSonosスピーカーやグループで再生中の音楽を、Wi-Fi経由でAce Ultraへ引き継げる。
例えばリビングのSonosスピーカーで音楽を聴いていて、そのまま別の部屋へ移動したくなった場合、Ace Ultraのボタンを押せば再生中のコンテンツをヘッドフォン側へ移動できる。
再びボタンを押せばスピーカーへ戻すことも可能だ。
しかも操作のたびにスマートフォンを取り出す必要はない。
これはAce Ultraを単なる「SonosブランドのBluetoothヘッドフォン」ではなく、Sonosホームオーディオシステムそのものの一部へ変える機能と言える。Headphone Linkingは先行アクセスとして提供される予定だ。
Beam UltraとAce Ultraの組み合わせも興味深い。
通常はBeam Ultraで7.1.2ch Dolby Atmosを楽しみ、夜になったらテレビ音声をAce Ultraへスワップする。
Ace UltraはDolby Atmosとダイナミックヘッドトラッキングにも対応するため、ヘッドフォンへ切り替えたからといって単純なステレオ音声になるわけではない。
さらにTrueCinemaを利用すれば、部屋の音響特性をもとに、あたかも実際のホームシアタースピーカーから音が鳴っているようなバーチャルサウンドステージを構築できる。
家族と観るときはBeam Ultra、一人になったらAce Ultra。
音源を止めず、同じSonosシステムの中でリスニングスタイルだけを変えていく。今回の2製品は、単品で見るよりもセットで見た方がSonosの狙いが分かりやすい。

そして今回、ハードウェア以上に重要な発表とも言えるのがSonos 27だ。
Sonosによれば、これまで同社製品の裏側で動いていたソフトウェアシステムに正式な名前を与えたものがSonos 27となる。
その中核を担うのがSonos Fabric。
複数のSonos製品がお互いを見つけ、どこに存在し、システムの中で何を担当するのかを判断しながら連携する仕組みだ。
ステレオペア、マルチルーム、ホームシアターなど、これまでSonosが得意としてきた体験をさらに発展させ、Portable SurroundsやHeadphone Linkingへつなげている。
AI関連で特に注目したいのがSonos 27mcpだ。
SonosはModel Context Protocol(MCP)を利用し、外部のAIアシスタントやAIエージェントからSonosシステムを操作できる仕組みを導入する。
公式発表では、OpenAIのChatGPTを含む外部AIとの連携が明記された。
例えばChatGPTとの会話中に音楽を探し、そのまま自宅のSonosスピーカーで再生するといった、AIとホームオーディオを横断した操作が想定されている。
Sonos 27mcpと新しいアプリナビゲーションは、まず2026年9月8日から先行アクセスとして提供開始予定。
ただし機能や提供地域、言語には段階的な展開があるため、日本で全機能をすぐ利用できるとは限らない点には注意したい。
もう一つのAI機能がSonos独自のSonos 27voiceだ。
従来の音声アシスタントのように決められたフレーズを覚えるのではなく、
「昨日の夜キッチンで聴いていた曲」
「子どもたちが喜びそうな音楽」
といった自然な言葉から意図を理解し、音楽を探して再生することを目指している。
初期提供は米国向け英語版から始まり、その他の地域と言語へ順次展開される予定。
SonosにとってAIは、何でもできる汎用アシスタントをスピーカーへ載せるというより、“聴きたい音へたどり着くまでの操作をなくす”ための技術として使われている印象だ。
Beam Ultraは、現在テレビ内蔵スピーカーを使っていて、本格的にホームシアターへ踏み出したいユーザーにはかなり魅力的な選択肢になりそうだ。
特に、大型のArc Ultraを置くほどのスペースはないものの、バーチャルではないDolby Atmosの高さ表現まで求めたい人との相性がいい。
またBeam(Gen 2)ユーザーにとっても、上向きドライバー、7.1.2ch、AIスピーチエンハンスメント、Bluetooth、Wi-Fi 6など進化点は多い。
Beamシリーズを数年間使っていて、次のホームシアター環境へアップグレードしたいなら、Beam Ultraは明確な候補になるだろう。
Ace Ultraは、単純なANCヘッドフォンとしてSonyやBose、Appleなどと比較するだけでは、この製品の本質が少し見えづらい。
もちろん10マイクAdaptive ANCや35時間バッテリー、新ドライバーだけを見てもプレミアムヘッドフォンとして十分に戦えるスペックだ。
しかし最大の価値は、やはりSonosシステムとの統合にある。
自宅にBeam、Arc、Era、Play、MoveなどのSonos製品が増えるほど、Ace Ultraの価値も大きくなる。
すでにSonos環境を構築しているユーザー、あるいはこれから家全体をSonosで統一していきたいユーザーにとって、Ace Ultraは他社製ヘッドフォンにはない強みを持つ。

最後に、日本国内の販売スケジュールを整理しておこう。
| 製品 | 価格 | 予約開始日 | 発売日 |
|---|---|---|---|
| Sonos Beam Ultra | 99,800円(税込) | 2026年9月25日 | 2026年10月9日 |
| Sonos Ace Ultra | 69,800円(税込) | 2026年10月16日 | 2026年10月30日 |
海外では異なる発売スケジュールが設定されているが、日本国内では上記の日程がSonos Japanから正式に発表されている。Ace Ultraについては全国の提携店舗およびオンラインストアで販売予定だ。
Sonos Beam UltraとAce Ultraは、どちらも単独で見れば正常進化型の新製品に見える。
しかしSonos 27、Sonos Fabric、Portable Surrounds、Headphone Linkingまで含めて考えると、今回の発表が目指しているものはもっと大きい。
テレビの前ではBeam Ultra。
映画を観るときだけポータブルスピーカーをリアへ移動。
深夜になったらその音をAce Ultraへ引き継ぐ。
別の部屋へ移動すれば、再びSonosスピーカーへ戻す。
そして将来的にはChatGPTをはじめとしたAIから、そのシステム全体を操作する。
つまりSonosが今回提示したのは、新しいサウンドバーとヘッドフォンではなく、「場所やデバイスを意識せず、音だけがユーザーについてくる環境」だ。
Beam Ultraの99,800円、Ace Ultraの69,800円という価格だけを見れば決して安い製品ではない。
それでも複数のSonos製品を一つのシステムとして使うユーザーにとっては、単体スペックだけでは測れない価値がある。
Sonos 27によって、スピーカー、サウンドバー、ポータブルスピーカー、ヘッドフォン、そしてAIまでが一つにつながり始めた。
Beam UltraとAce Ultraは、その新しいSonosを象徴する最初の2製品になりそうだ。
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