- 2026年9月27日
【終了】AmazonでCIOが最大50%OFF。SMARTCOBY・NovaPortなど人気充電ガジェットが特価
この記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれています。 詳しくはこちら 株式会社CIOがAmazonで開……

サムスン電子ジャパンは2026年10月13日、Samsung Galaxyスマートフォン・タブレット向けの最新ユーザーインターフェース「One UI 9」について、国内の既存モデルへの対応拡大を発表した。
Galaxy S23シリーズ以降の対応モデルを対象に順次アップデートを展開。 動画内の特定人物を自動追跡するAI編集機能「マイファンカム」や、画面の状況に応じて操作を提案する「Now Nudge」など、Galaxy AIの機能を強化する。
さらに、Galaxy S26シリーズや最新折りたたみモデルなどでは、Geminiによるアプリ操作の自動化が日本語に順次対応。 配車予約やフードデリバリーの注文など、複数の操作をAIが支援する新しいモバイル体験を実現する。
One UI 9は、Android 17をベースに開発されたSamsung独自のユーザーインターフェースだ。
2026年8月に発売された「Galaxy Z Fold8 Ultra」「Galaxy Z Fold8」「Galaxy Z Flip8」などに搭載され、その後、Galaxy S26シリーズを皮切りに既存モデルへの展開が進められてきた。
今回の国内発表では、2023年発売のGalaxy S23シリーズ以降を含む、幅広いGalaxyスマートフォン・タブレットへの対応が明らかになった。
単なるデザイン変更にとどまらず、AIを活用した動画編集、状況に応じた操作支援、画像生成、情報整理、プライバシー保護などを強化している。
これまでのGalaxy AIが写真編集や翻訳といった個別の機能を中心に進化してきたのに対し、One UI 9では日常の操作そのものを効率化する方向性がより鮮明になった。
ユーザーがアプリを操作する時間を減らし、AIが必要な情報や次の操作を提示する。 こうした体験がOne UI 9の特徴といえる。
なお、One UI 9へのアップデートに対応していても、すべてのAI機能を利用できるわけではない。対応機能は端末のモデル、地域、言語などによって異なる。
One UI 9で特に注目したいのが、動画編集機能「マイファンカム(My FanCam)」だ。
マイファンカムは、撮影済みの動画から特定の人物を選択すると、AIがその動きを自動で追跡し、画面中央に収まるようフレーミングを調整する機能となっている。
例えば、運動会やスポーツイベントなど、複数の人物が動き回るシーンでも、注目したい人物を選ぶことで、その人物を中心にした映像を作成できる。
広角で撮影した映像から特定の人物を切り出し、好みのアスペクト比に変更することも可能だ。
これにより、横向きに撮影した動画からInstagramのリールやYouTubeショートなど、縦型コンテンツ向けの映像を作成する際にも活用が期待できる。
従来、こうした編集では人物の移動に合わせてクロップ位置を変更したり、キーフレームを設定したりする必要があった。
マイファンカムでは、人物追跡と構図調整をAIが自動化することで、スマートフォン上での編集作業を効率化できる。
操作は「ギャラリー」アプリから行い、動画を選択した後、Galaxy AIの編集機能から追跡対象の人物を指定する仕組みだ。
ただし、対象人物を検出できない動画では利用できず、追跡精度が保証されるものではない。また、利用にはSamsungアカウントへのログインが必要となる。
今回の国内展開で、もう一つの大きな変更点となるのが、Gemini Intelligenceによるタスク自動化の日本語対応だ。
対象となるのは、主に以下の最新Galaxy製品。
対応モデルでは、サイドボタンを長押ししてAIエージェントを起動し、日本語で指示することで、対応アプリ内の一連の操作を支援できる。
例えば、タクシーを呼びたい場合、利用する配車アプリと目的地をGeminiに伝えると、アプリの起動から目的地の入力、予約情報の設定までをAIが進め、予約を確定する直前の段階まで操作できる。
フードデリバリーでも、特定のレストランや商品、届け先などを指定することで、注文手続きの一部を自動化できる。
そのほか、ショッピング、航空券、チケット予約、ホテル予約など、一部の国内アプリも対応対象となっており、対応アプリは順次拡大する予定だ。
これまでの音声アシスタントでは、ユーザーの質問に回答したり、指定されたアプリを起動したりする機能が中心だった。
一方、今回のタスク自動化では、ユーザーの目的を理解し、その目的を達成するために複数の画面操作を進める点が異なる。
ただし、対応アプリや利用可能な操作には制限があり、決済や予約の確定などは内容を確認する必要がある。
また、この日本語対応はすべてのOne UI 9対応端末に提供されるものではなく、対象モデルやGoogle・Geminiアプリのバージョンなどの条件によって利用可否が異なる。
Galaxy AIの「Now Nudge」もOne UI 9で機能を拡張する。
Now Nudgeは、スマートフォンの画面に表示されている内容を解析し、状況に応じて役立つ操作や情報を提示する機能だ。
例えば、メッセージアプリで友人と予定を調整している際に、関連する予約情報を呼び出したり、共有された場所を地図に保存したりできる。
会話中の情報を理解して、次に必要になりそうな操作を提案することで、複数のアプリを行き来する手間を削減する。
One UI 9では、従来のキーボード上だけでなく、ポップアップ表示や通知からもアクセスできるようになり、利用できる場面が広がった。
なお、利用にはSamsungアカウントへのログインが必要で、対応言語やアプリ、地域によって提供される機能が異なる。
日々の情報をまとめて表示する「Now Brief」には、新たにカスタムカード機能が追加された。
ユーザーがカードの内容を直接作成・編集できるようになり、健康、天気、動画など、関心のある情報を選んで表示できる。
AIが一方的に情報を提示するだけでなく、ユーザー自身が必要な情報をカスタマイズできる点が特徴だ。
また、画像生成機能を備えた「クリエイティブスタジオ」では、予定に関連した画像生成の提案が可能になった。
例えば、友人の誕生日が近づくと、バースデーカードの作成を提案するなど、日常のイベントに合わせたコンテンツ制作を支援する。
画像生成機能の利用には、対応アプリのインストール、ネットワーク接続、Samsungアカウントへのログインなどが必要となる。
One UI 9では、AI関連機能以外にも、仕事や日常生活で利用するアプリが改善されている。
通訳機能には、新たに「スレッドビュー(Thread View)」が搭載された。
翻訳された会話の流れを一覧で確認できるため、過去の発言を振り返りながらコミュニケーションを続けられる。
会話モードの翻訳速度も向上し、対応するGalaxy Buds使用時には翻訳音声の再生までの時間を短縮する。
ドキュメントスキャン機能では、曲がった書籍のページや角が折れた書類など、平面ではない原稿の読み取り性能を改善した。
さらに、書類を押さえている指が写り込んだ場合に、指を除去する機能も強化されている。
紙の資料や書籍をスマートフォンでデジタル化する際の作業効率向上が期待できる。
ボイスレコーダーでは、音声内容の要約をより分かりやすく表示できるようになった。
見出しや表を活用して重要な情報を整理することで、録音内容を確認する際の視認性を高めている。
会議やインタビューなど、長時間の録音を後から確認する用途でも活用できる。
One UI 9では、クイックパネルのカスタマイズ機能も拡張された。
画面の明るさ、音量、メディアプレーヤーなどの操作項目を個別に調整できるようになり、サイズや配置の自由度が向上している。
Samsung Notesにはデコレーションテープやペン線スタイルの追加が行われ、手書きメモの表現力も強化された。
アクセシビリティ関連では、マウスキーの速度調整機能や、選択したテキストを大きく表示する「テキストスポットライト」が追加された。
また、GoogleとSamsungがそれぞれ提供していたTalkBack機能も統合され、操作支援機能の改善が進められている。
AI機能の進化だけでなく、日常的な操作のしやすさやカスタマイズ性にも改良が加えられている。
One UI 9では、セキュリティとプライバシー保護も重点的に強化された。
新しい「セキュリティブリーフ(Security Brief)」では、マルウェア、提供元不明のアプリ、不要なアクセス権限など、注意が必要な情報をNow Brief上に表示できる。
また「プライバシー保護アラート」では、オンデバイスAIを利用して、アプリによる不必要な権限へのアクセス試行などを検知する。
ユーザーが気づきにくいバックグラウンドでの動作を可視化し、潜在的なリスクを把握しやすくする仕組みだ。
さらに、詐欺電話などを検知する「詐欺検出」の対応地域に日本が追加される。
なお、詐欺検出に関連する機能のうち、AIによって加工・改ざんされた音声を分析する機能は、現時点では韓国国内のみの提供とされている。
日本で利用できる機能の範囲については、対象端末やアップデート状況を含めて確認する必要がある。
One UI 9の国内アップデートは、機種および販売元ごとに段階的に実施される。
Samsungが2026年10月13日時点で公開した予定では、主な機種について以下のようなスケジュールが案内されている。
| 主な対象モデル | アップデート時期の例 |
|---|---|
| Galaxy S26シリーズ | 2026年10月中旬 |
| Galaxy S25シリーズ | 2026年10月中旬〜下旬 |
| Galaxy S24シリーズ | 2026年10月下旬 |
| Galaxy S23/S23 Ultra | 2026年11月上旬〜中旬 |
| Galaxy Z Fold7/Flip7 | 2026年10月中旬〜下旬 |
| Galaxy Z Fold6/Flip6 | 2026年10月下旬 |
| Galaxy Z Fold5/Flip5 | 2026年11月上旬〜中旬 |
| Galaxy A57 5G | 2026年10月下旬 |
| Galaxy A25 5G | 2026年11月中旬 |
※Samsung公表の国内アップデート予定から代表的な機種を抜粋。日程はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル、SIMフリー版などの販売元によって異なる。 記載期間内でも、一部販売元では提供予定が明示されていない場合がある。
また、Galaxy S23 FEの一部モデルでは2027年1月中旬の配信予定が示されており、すべての端末が2026年内にアップデートされるわけではない。
Galaxy Tabシリーズについても、対応モデルへの展開が予定されている。
配信予定は変更される可能性があるため、最新の情報はSamsung公式サイトや各通信事業者の案内を確認したい。
対応するGalaxyスマートフォンでは、以下の手順でソフトウェアの更新を確認できる。
アップデートが表示されない場合は、対象機種であっても、まだ配信が開始されていない可能性がある。
また、Samsung Membersアプリからアップデートのリリース情報を確認することもできる。
大型アップデートを実施する際は、あらかじめ必要なデータをバックアップし、十分なバッテリー残量と安定した通信環境を確保しておくことが望ましい。
今回のOne UI 9は、単なるユーザーインターフェースの刷新ではない。
特に注目すべきは、AIが情報を生成するだけでなく、動画編集やアプリ操作など、これまでユーザーが手動で行っていた作業を支援する方向へ進化している点だ。
マイファンカムでは動画のフレーミング調整を、Now Nudgeでは次の操作に必要な情報の提示を、Geminiのタスク自動化では複数の画面をまたぐ操作をAIが支援する。
一方で、これらの機能がすべてのGalaxyユーザーに同じ条件で提供されるわけではない。
端末の世代によるAI処理能力の違いや、対応アプリ、言語、地域などの制約もあり、今後の提供範囲拡大が重要となる。
今回、Galaxy S23シリーズ以降の既存モデルにもOne UI 9が展開されることで、最新端末だけでなく、幅広いGalaxyユーザーが新しいインターフェースや各種改善の恩恵を受けられる。
「AIを使うスマートフォン」から「AIが操作を支援するスマートフォン」へ。
One UI 9は、Samsungが目指す次世代のモバイル体験を、より多くのユーザーへ届ける大型アップデートとなりそうだ。
出典・参考資料
Samsung Newsroom 日本(2026年10月13日)
https://news.samsung.com/jp/one-ui-9-2610
Samsung公式「One UI 9」
https://www.samsung.com/jp/one-ui/
Samsung Mobile Press(2026年9月16日)
https://www.samsungmobilepress.com/articles/one-ui-9-official-rollout-latest-galaxy-experiences
本記事は、RE EARTH TV編集部がメーカー公式サイト、公式発表、取材内容などの情報をもとに制作しています。
掲載内容は、記事の公開日または最終更新日時点で確認できた情報をもとにしています。
製品仕様、価格、在庫、キャンペーン、サービス内容などは予告なく変更される場合があります。
最新の製品情報や価格・在庫については、メーカー公式サイトまたは各販売ページをご確認ください。
掲載内容に誤りや変更点がございましたら、
お問い合わせフォームよりお知らせください。
内容を確認のうえ、必要に応じて修正いたします。