- 2026年9月1日
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アンカー・ジャパンは2026年10月6日、Anker初となるディスプレイ搭載USB-Cハブ「Anker Nano USB-C ハブ(10-in-1, 240Hz, Display)」を発売した。価格は税込16,990円。
本体前面にディスプレイを搭載し、各ポートの電力出力状況やデータ転送速度、本体温度などをリアルタイムで確認できるのが最大の特徴だ。
HDMIとDisplayPortによる映像出力にも対応し、最大4K/144Hz、条件を満たした環境では最大240Hzの高リフレッシュレート出力にも対応。USB-C、USB-A、SD/microSDカードスロット、1Gbps Ethernetなど、合計10ポートを1台に集約している。
ノートPCを中心としたデスク環境だけでなく、映像編集や写真現像、外部モニターを多用するクリエイターにとっても注目度の高いUSB-Cハブとなりそうだ。

「Anker Nano USB-C ハブ(10-in-1, 240Hz, Display)」は、Ankerとして初めて本体にディスプレイを搭載したUSB-Cハブだ。
これまでUSB-Cハブでは、接続したデバイスが認識されない場合に、「PC側なのか、ケーブルなのか、それともハブなのか」原因を判断しにくいという問題があった。
新モデルでは本体前面のディスプレイから、ポートごとの電力出力状況、データ転送速度、使用中のポート、本体温度などをリアルタイムで確認可能。接続不良が発生した場合にはエラー情報も表示され、トラブルの原因を特定しやすくした。
従来のUSB-Cハブが「ポートを増やす機器」だったのに対し、本製品ではハブ自身の状態をユーザーが視覚的に把握できるという新しい方向性が加えられている。

映像出力性能も大きな特徴となる。
本体背面にはHDMIとDisplayPortをそれぞれ1基搭載。Anker公式製品ページによると、HDMI/DisplayPortともに最大4K/144Hzの映像出力に対応する。
さらに解像度や接続環境などの条件を満たせば、最大240Hzの高リフレッシュレート出力にも対応。高速な画面描画が求められるゲーム用途はもちろん、タイムライン操作や高速スクロールを多用する映像編集環境でも滑らかな表示が期待できる。
ただし、240Hzで利用するには接続するPC側にも対応した映像出力環境が必要となる。Ankerでは、240Hz出力について接続するノートPCがDisplayPort 1.4など必要な仕様を満たしていることを条件としている。
つまり「接続すれば必ず4K/240Hzで表示できる」という意味ではなく、解像度・リフレッシュレート・PC側のUSB-C/DisplayPort仕様によって実際に利用できる出力モードは異なる点には注意したい。
HDMIとDisplayPortを同時に使用することで、最大2台の外部ディスプレイへの映像出力にも対応する。
ノートPC本体のディスプレイに加えて、編集タイムライン用モニターとプレビュー用モニターを配置するといったマルチディスプレイ環境を、USB-Cケーブル1本を中心に構築できる。
DaVinci ResolveやAdobe Premiere Pro、Photoshop、Lightroomなど、画面領域を広く使うクリエイティブアプリケーションとの相性も良さそうだ。
一方で、macOSでは複数の外部ディスプレイにそれぞれ異なる画面を表示する用途に制限がある。MacBookシリーズでマルチディスプレイ環境を構築する場合は、使用するMacの仕様とあわせて事前に確認しておきたい。
本製品には合計10ポートが搭載されている。
| 搭載ポート | 仕様 |
|---|---|
| SDカードスロット | ×1 |
| microSDカードスロット | ×1 |
| USB-C | 10Gbpsデータ転送 ×1 |
| USB-C電源入力 | 最大100W入力/最大80W給電 |
| USB-A | 10Gbps ×1 |
| USB-A | 5Gbps ×2 |
| Ethernet | 1Gbps ×1 |
| HDMI | 最大4K/144Hz、最大240Hz対応 |
| DisplayPort | 最大4K/144Hz、最大240Hz対応 |
特にクリエイターにとって便利なのが、SDカードとmicroSDカードの両方を直接挿入できる点だ。
カメラで撮影したSDカード、アクションカメラやドローンで使用したmicroSDカード、外付けSSDなどをノートPCへまとめて接続できるため、撮影後のデータコピーや編集作業を1台で完結しやすい。
USB-CとUSB-Aでは最大10Gbpsのデータ転送にも対応するため、容量の大きい写真や映像素材を扱う用途にも適している。

ポート配置にも工夫が施されている。
前面には、抜き差しする頻度の高いUSB-C、SDカード、microSDカードを配置。一方、HDMI、DisplayPort、Ethernet、USB-A、電源入力など、常時接続することの多いポートは背面へまとめられている。
これにより、モニターや有線LAN、外付けデバイスへ伸びるケーブルを本体背面へ逃がすことができ、デスク正面にケーブルが集中しにくい構造となっている。
付属する吸着シート付きマグネット式スタンドを使用すれば、本体位置を固定したデスクセットアップも構築可能だ。
USB-Cハブはスペックだけでなく「ケーブルがどこから出るか」がデスク環境の使いやすさを大きく左右するだけに、こうした配置は実用面で大きなメリットとなりそうだ。
USB Power Deliveryによるパススルー充電にも対応する。
背面のUSB-Cポートは最大100W入力に対応し、接続したノートPCへ最大80Wで給電可能。映像出力やUSB機器を使用しながら、ノートPCへの充電も1本のUSB-C接続を中心にまとめられる。
外出先から戻ったあと、ノートPCへUSB-Cケーブルを1本接続するだけで、モニター、有線LAN、USB機器、カードリーダー、電源などをまとめて接続できる「簡易ドッキングステーション」として使える。
なお、最大80WでノートPCへ給電する場合は、100W以上の出力に対応したUSB-C充電器とケーブルが必要。充電器は本製品に付属しない。
ハードウェアだけでなく、ソフトウェアとの連携機能も備える。
専用のWebサイトやアプリから、各ポートの出力状況や転送状態を確認したり、接続トラブルの診断を行ったりすることが可能だ。
専用ブラウザページでは、本体ディスプレイに表示できる機能のカスタマイズにも対応しており、作業時間と休憩時間を管理するポモドーロタイマーも利用できる。
USB-Cハブそのものに情報表示と診断機能を持たせることで、これまでPC側から確認するしかなかった接続状況を、ハブ側から把握できるようにした格好だ。
映像制作の現場では、USB-CハブにSDカードリーダー、SSD、有線LAN、外部ディスプレイなど複数のデバイスを同時に接続することも珍しくない。
そこで厄介なのが、「SSDの転送速度が想定より遅い」「給電量が足りない」「外部ディスプレイが認識されない」といった問題だ。
一般的なUSB-Cハブの場合、その原因を確認するためにケーブルを交換したり、PC側のシステム情報を確認したりと切り分け作業が必要になる。
本製品では、電力・データ転送・温度などをハブ本体から確認できるため、接続状態を視覚化できること自体が大きなメリットとなる。
特に撮影現場でノートPCへ素材をバックアップする場合や、編集スタジオで複数の周辺機器を接続する場合など、トラブルシューティングに費やす時間を減らせる可能性がある。
単なる「ポート数の多いUSB-Cハブ」ではなく、USB-C接続環境を管理するデバイスへ一歩近づいた製品と見ることもできそうだ。
「Anker Nano USB-C ハブ(10-in-1, 240Hz, Display)」は、2026年10月6日より販売開始。価格は税込16,990円。
カラーはダークグレーとシルバーを用意する。
Anker Japan公式オンラインストア、Anker Store、Amazon.co.jp、楽天市場および一部家電量販店などで販売される。
記事執筆時点ではAnker公式オンラインストアにおいて、初回数量限定で15%OFFクーポンが自動適用されるキャンペーンも実施されている。数量限定のため、購入時には最新の販売条件を確認してほしい。
ノートPCの薄型化によって端子数が減る一方、外部モニター、SSD、カードリーダー、有線LANなど、制作環境で接続したいデバイスはむしろ増えている。
「Anker Nano USB-C ハブ(10-in-1, 240Hz, Display)」は、10ポートという拡張性に加え、最大4K/144Hzの映像出力、最大240Hz対応、最大80W給電、10Gbpsデータ転送、SD/microSDカードリーダー、1Gbps Ethernetを1台に集約した。
そして何より特徴的なのが、Anker初となる本体ディスプレイだ。
USB-Cハブを「つないだら終わり」の機器ではなく、現在どのように動いているのかを確認できる機器へ進化させたことが、本製品最大のポイントと言える。
映像編集や写真制作、複数ディスプレイを使用するデスク環境を1台のノートPCへ集約したいユーザーにとって、注目の選択肢となりそうだ。
本記事は、RE EARTH TV編集部がメーカー公式サイト、公式発表、取材内容などの情報をもとに制作しています。
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