【ワイヤレスマイクの意外な使い方】バラエティー番組の収録を見学しました!

  • 2022年5月24日
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みなさんどうもこんにちは!
RE EARTH TVの映像クリエーター YØUです。
(よくYouTube撮影をしている影響でTHE YouTuberみたいな挨拶をしてしまいます笑)

先日、某バラエティー番組のロケに参加・見学する機会がありました!
放送前ということで番組内容に関わる詳しい内容は書けませんが、ロケに参加してみていろいろと勉強になったことがありました。

今回はテレビ番組の収録ということで芸能人もいらっしゃいましたが、映像制作の仕事をしているとタレントさんと一緒にお仕事する機会があり慣れていることもあって、芸能人とお会いしてもあまり興奮しません…「顔小さいなぁ」「背高いなぁ」という感じ。
この業界に入る前は芸能人にお会いすると「いつも見てます!!握手してください!!!!」でしたが、最近は「はじめまして〜!お疲れ様です〜!」の挨拶が恒例になってきています笑

この仕事をしていると、芸能人よりも撮影機材の方に目がいってしまうんですよね。
カメラマンやADさんの動き方や、どのようにロケが進んでいくのか?…
めちゃめちゃ気になってしまいます。

今回のロケはこんな感じ

今回の現場は外ロケで、タレントさんを含めた出演者が2名という現場でした。
他にもハンディカメラを持ったカメラマンさんが2名、ガンマイクを持った音声さんが1名、他には多数のADさん、ヘアメイクさん、プロデューサーさんが1名という感じ。

とにかく、スタッフさんがめっちゃ多かった。
そしてほぼ全員が私服なので、番組スタッフが一般人に見えてくる…。
ADさんはウエストポーチにバミテ(バミリテープ)をぶら下げていることが多いので判別できるのですが、ヘアメイクさんはメイク道具持っていなかったら「ファッションセンスが良くてお洒落な人」にしか見えないんです。(※これ映像制作業界あるあるだと思う)

テレビの外ロケといえばこの機材!

バラエティー番組の収録は外ロケだったのですが、今回のロケでも使われていました。
業界標準のSONY「UWP-D11」ワイヤレスマイク。

映像制作業界の人であれば、知らない人はいないと言われているほど有名なこのマイク。
テレビ番組だとスタジオロケではあまり使われないのですが、外ロケでは大体このワイヤレスマイクが使われています。(たまにSONYではなく、ゼンハイザー製が使われることも)

このマイクは、ハンディカメラからミラーレスカメラまで幅広いカメラと互換性があるマイクになっていて、何よりも使いやすいマイクです。
もちろんRE EARTH TVでも導入しており、ほとんどのロケ現場で稼働しています!

イヤホンつけてるけど…シーバーじゃなかった。

ADさん数名とプロデューサーさんは黒いイヤホンをつけていて「あっ、シーバーね」と思いましたが、どこを見てもシーバー本体やアンテナが見えない…。
それどころか、片手にはワイヤレスマイクのレシーバー(受信機)が。

え?…

シーバーじゃなくワイヤレスマイクのレシーバー持ってる、しかもイヤホン付きで。
どういうこと?…数秒間、頭の中が混乱しました。
しばらくスタッフの動きを観察してようやく解決。
「ワイヤレスマイクの声を聞いてるってことか!」スッキリしました。

SONY「UWP-D11」ワイヤレスマイクは周波数を合わせると、同機種のレシーバー(受信機)で声を聞くことができるんですよね。
外ロケだったので、離れた場所にいるADさんは出演者のピンマイク音声をイヤホンで聞いてロケ進行状況を把握して、行き先の動線確保や次のロケに備えた準備をしていました。
プロデューサーさんは音声を聴きながら、台本通りにロケが進んでいるかの確認、より細かい指示出しができます。出演者が発する声をリアルタイムに聞くことができるので、ガヤ(笑い)を入れたりリアクションできるのもメリットです!

ワイヤレスマイクのトランスミッター(出演者の腰につける送信機)は2台なのに、レシーバー(受信機)は5〜6台あるという不思議な現場でしたが、勉強になりました!
「ワイヤレスマイクは出演者が動き回るロケに適している」と思っていましたが、ワイヤレスならではの使い方もあることに驚きました。

この使い方は初めてだったので、とても勉強になりました!

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