- 2026年9月9日
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UGREENは2026年10月5日、オープンイヤー型ワイヤレスイヤホンの新モデル「UGREEN ClipBuds Pro2」を国内向けに発表した。
耳穴をふさがないイヤーカフスタイルを採用しながら、LDACによるハイレゾワイヤレス再生、11mmデュアルマグネット・チタン複合振動板ドライバー、VPU骨伝導センサーを利用した通話ノイズ低減、さらにAI翻訳や会議録音・文字起こしまで搭載する。
片耳重量は約6g。参考価格は15,980円(税込)で、Amazon公式ストアおよび楽天公式ショップで展開される。
完全ワイヤレスイヤホン市場では、カナル型だけでなく、周囲の音を聞きながら使用できるオープンイヤー型の選択肢が急速に増えている。
UGREEN ClipBuds Pro2は、その中でも耳の外側を挟み込むように装着するイヤーカフ型のオープンイヤー設計を採用したモデルだ。
最大のポイントは、軽快な装着感だけを追求した製品ではないことだろう。
音楽再生、通話、オンライン会議、録音、文字起こし、翻訳までを1台にまとめている。
スマートフォンで音楽を楽しむためのイヤホンから、一日中装着して使う「ウェアラブルな仕事道具」へ。その方向性が色濃く表れた製品となっている。

音響部分には、11mmデュアルマグネット・チタン複合振動板ドライバーを搭載する。
UGREENによれば、低域の量感からボーカル、細かなディテールまで自然に再現することを狙った設計で、Hi-Res AudioおよびLDACに対応。専用アプリからはEQのほか、Bass Mode、Spatial Audio、低遅延のGame Modeなども利用できる。
オープンイヤー型は構造上、カナル型イヤホンのように耳道を密閉しない。
そのため、完全な遮音性よりも周囲の状況を把握しながら音楽や音声を聞けることが大きな特徴となる。
通勤やオフィス、自宅での作業、散歩など、イヤホンを長時間装着するユーザーにとっては使いやすいスタイルだ。
一方、LDACによるハイレゾワイヤレス再生には対応する再生機器が必要になる。UGREENのグローバル公式ページでは、iPhoneはLDACには対応せずAACでの接続になることも明記されている。
ClipBuds Pro2で特に注目したいのが通話機能だ。
左右のイヤホンには合計4基の音響マイクと2基のVPU(Voice Pickup Unit)を搭載。VPUが装着者の声による振動を捉え、通常のマイクから取得した音声情報と組み合わせることで、周囲のノイズから話者の声を分離する。
UGREENは、最大約75dBAの周囲騒音や、約25km/h相当の風がある環境でも通話音声を明瞭に届けることを目指したとしている。
オープンイヤー型では、イヤホンを装着した状態でも周囲の音が聞き取りやすい。
そのため、オフィスで同僚とコミュニケーションを取りながらオンライン会議に参加したり、移動中に周囲の状況を確認しながら電話したりといった用途にも向いている。
なお、ここでいう骨伝導技術は、音楽を骨伝導で再生するものではなく、VPUを利用して通話時の自分の声を検出するための技術となる。
ClipBuds Pro2を一般的なオープンイヤーイヤホンと大きく差別化しているのが、専用アプリと連携したAI機能だ。
録音した音声の文字起こしに加え、翻訳や会議内容の要約にも対応する。
さらに、2言語間の会話を翻訳する「対話通訳」や、会話内容をリアルタイムに翻訳してイヤホンから伝える「同時通訳」なども用意される。
主なAI機能は以下の通り。
つまりClipBuds Pro2は、単に音楽を聴くためのイヤホンではなく、海外出張や国際会議、オンラインミーティングまで想定したAIデバイスとしての側面を持つ。
UGREENのグローバル公式ページでは、オンラインAI機能について131言語、事前ダウンロードするオフラインモードでは11言語をサポートすると説明している。ただし、AI機能の提供内容や利用条件は地域、アプリバージョン、ネットワーク環境などによって異なる場合がある。

長時間装着を前提としたデバイスだけに、装着性にも力が入れられている。
イヤホン単体の重量は片耳約6g。
左右をつなぐCブリッジ部分には、厚さ約0.5mmのメモリーチタン素材を採用する。耳の形状に合わせて柔軟にフィットし、装着時の圧力を分散する設計だ。
さらにジャイロセンサーによって装着した耳を判別し、左右を意識せずどちらのイヤホンでも装着できる。
「L」「R」を確認してから装着する必要がないため、ケースから取り出してすぐ耳に装着できるのも、毎日使うデバイスとしては地味ながら大きなメリットだ。
イヤホン表面の広い範囲をタップ操作に利用する「Wide-Area Tap Control」にも対応し、専用アプリからタップ感度を調整できる。
イヤホン本体はIP56の防塵・防水性能を備える。
運動時の汗や屋外での突然の雨などを想定した仕様で、日常的に持ち歩くイヤホンとして使いやすい。
ただし、IP56対応はイヤホン本体のみで、充電ケースは対象外。
また、水泳やシャワー、長時間の水没などを想定した製品ではない点には注意したい。

バッテリー駆動時間は、イヤホン単体で最大約10時間。
充電ケースを併用すると、合計最大約46時間の音楽再生に対応する。
急速充電にも対応し、約10分の充電で最大約3時間再生できる。
毎日の通勤はもちろん、長距離移動や出張などでもバッテリー残量を気にせず使いやすい仕様だ。
また、スマートフォンとPCなど2台の端末へ同時接続するマルチポイント接続にも対応。PCでオンライン会議をしながら、スマートフォンへの着信へ切り替えるといった使い方もできる。
| 項目 | UGREEN ClipBuds Pro2 |
|---|---|
| 製品型番 | WS223 |
| 装着方式 | オープンイヤー/イヤーカフ型 |
| ドライバー | 11mmデュアルマグネット・チタン複合振動板 |
| 高音質コーデック | LDAC |
| オーディオ | Hi-Res Audio、Spatial Audio、Dynamic Bass |
| 通話 | 4マイク+2基のVPU、AIノイズ低減 |
| 重量 | 片耳約6g |
| Bluetooth | Bluetooth 6.1 |
| バッテリー | 最大約10時間 |
| ケース併用 | 最大約46時間 |
| 急速充電 | 10分充電で最大約3時間再生 |
| 防塵・防水 | IP56(イヤホン本体) |
| マルチポイント | 対応 |
| AI機能 | 録音、文字起こし、翻訳、同時通訳、会議要約など |
| カラー | ブラック |
| 参考価格 | 15,980円(税込) |
UGREEN ClipBuds Pro2の参考価格は15,980円(税込)。
国内ではAmazonのUGREEN公式ストアおよびUGREEN公式楽天市場店で販売される。
さらにUGREENは、2026年10月13日8時から10月19日22時まで秋のセールを実施する。
期間中は通常価格から35%OFFとなり、さらに5%OFFクーポン「PRPD1005」を併用することで、10,387円(税込)で購入できるとしている。
1万円台前半まで価格が下がることを考えると、オープンイヤー型を初めて試したいユーザーにとっても注目の選択肢となりそうだ。
ClipBuds Pro2で興味深いのは、音質や装着感だけではなく、イヤホンを装着している時間そのものをAI機能へつなげようとしていることだ。
オープンイヤー型によって周囲の音を遮断せず、片耳約6gの軽量設計で長時間装着する。
そこへ高品質な通話、録音、文字起こし、翻訳、会議要約といった機能を組み合わせることで、従来のワイヤレスイヤホンとは少し異なるポジションを狙っている。
もちろん、静かな環境で音楽へ完全に没入したい場合は、密閉型のカナル型イヤホンに分がある。
一方、仕事中も移動中もイヤホンを外さず、音楽、通話、会議、AIアシスタントまでシームレスにつなぎたいユーザーにとって、ClipBuds Pro2は非常に興味深い製品だ。
イヤーカフ型イヤホンの競争が激しくなる中、UGREENが提示したのは単なる「耳をふさがない」という快適性だけではない。
音楽を聴くイヤホンから、日常と仕事を支えるウェアラブルAIデバイスへ。
ClipBuds Pro2は、これからのオープンイヤー型イヤホンが向かう方向を示す1台になりそうだ。
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