- 2024年6月18日
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RE EARTH TV編集部です。高解像度モニターヘッドホン「Audio Technica ATH-M50x」を使って、……

DJIは2026年5月7日、スマートフォン用ジンバルの新製品「Osmo Mobile 8P」を発表した。
新たに着脱式リモコン「Osmo FrameTap」を搭載し、スマートフォン撮影におけるフレーミングとトラッキング機能を強化したモデルとなる。価格はスタンダードコンボが18,480円、アドバンストトラッキングコンボが25,080円、クリエイターコンボが32,780円。DJIオンラインストアおよび認定ストアなどで販売が開始されている。
スマートフォンの動画性能は年々向上しているが、実際の撮影現場では、手ぶれ、構図のズレ、被写体追従、音声収録といった課題が残る。
Osmo Mobile 8Pは、そうしたスマートフォン撮影の弱点を補完し、Vlog、SNS動画、商品レビュー、ライブ配信、観光・店舗紹介など、幅広い撮影シーンに対応するスタビライザーとして位置付けられている。

Osmo Mobile 8Pの大きな特徴は、着脱式リモコン「Osmo FrameTap」の搭載だ。
リモコンにはスクリーンとジョイスティックが備わっており、スマートフォンや多機能モジュール2の映像をミラーリング表示しながら、ジンバルの動きやズーム操作を手元で行える。
これにより、従来のスマートフォンジンバルでは難しかった「離れた位置からの構図確認」が可能になる。
特に、背面カメラを使ったセルフィー、1人での定点撮影、商品レビュー、グループショットなどでは実用性が高い。
スマートフォンのインカメラではなく、画質面で有利な背面カメラを使いながら、自分の立ち位置や構図を確認できる点は、動画制作者にとって大きなメリットだ。撮影者と出演者を兼ねるクリエイターにとって、Osmo FrameTapは単なる付属リモコンではなく、ワンオペ撮影の効率を変えるインターフェースといえる。

トラッキング機能も大きく進化している。DJI Mimoアプリを使用することで、Osmo Mobile 8Pは「ActiveTrack 8.0」に対応する。
DJIによると、混雑した環境や素早い動きのある場面でも、被写体をフレーム内に捉え続ける性能が強化されている。
さらに、DJI OM 多機能モジュール2を使用することで、人やペットだけでなく、車、ランドマーク、一般的な物体などもトラッキング対象にできる。人物中心のVlogだけでなく、車両紹介、観光地紹介、店舗PR、商品撮影など、被写体の幅が広がる点は見逃せない。
特にショート動画やリールでは、被写体を画面中央に保ち続ける安定感が視聴維持に直結する。
Osmo Mobile 8Pは、スマートフォン撮影の機動力を残しながら、構図の安定性を高めるためのツールとして機能する。

Osmo Mobile 8PはApple DockKitにも対応している。iPhoneユーザーは、スマートフォンのカメラアプリやDockKit対応アプリと連携し、ジンバルによるトラッキング撮影を利用できる。
これは、スマートフォンジンバルにおいて重要なポイントだ。
高機能なジンバルであっても、専用アプリへの依存が強いと、日常的な撮影では使用頻度が下がることがある。DockKit対応により、普段使いの撮影環境に近い状態でトラッキングを使えるため、iPhoneユーザーにとっては導入しやすい。
Instagram、TikTok、YouTube Shorts、ライブ配信、オンライン会議など、スマートフォンを使った映像コミュニケーションの場面は増えている。Osmo Mobile 8Pは、そうした日常的な映像制作の質を底上げする製品として見ることができる。
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Osmo Mobile 8Pは、DJIの第8世代となる3軸ジンバル手ぶれ補正機構を採用している。約386gのボディに三脚と215mmの延長ロッドを内蔵し、バッテリー駆動時間は最大10時間。USB-Cポートからスマートフォンへの給電にも対応している。

スマートフォン本体の電子手ぶれ補正は優秀になっているが、歩き撮りや長回し、パンニング、ローアングル撮影では、物理ジンバルならではの安定感が活きる。特に、観光地の紹介、イベント記録、店舗紹介、Vlogなどでは、映像の揺れが少ないだけで視聴体験は大きく変わる。
また、水平360°回転やローアングル撮影にも対応しており、ワンカットで動きのある映像表現を作りやすい。
スマートフォン撮影にありがちな“手持ち感”を抑え、より意図のあるカメラワークに近づけられる点は、Osmo Mobile 8Pの強みだ。

Osmo Mobile 8Pは、用途に合わせて3種類のコンボが用意されている。
Vlogやレビュー動画、ライブ配信まで視野に入れるなら、クリエイターコンボの優先度が上がる。
スマートフォン動画では、画質だけでなく音質が完成度を左右する。外部マイク環境までまとめて整えられる点は、映像制作を始めたいユーザーにとって魅力的だ。

スタンダードコンボは18,480円で、Osmo Mobile 8P本体、OM磁気スマートフォンクランプ5、Osmo FrameTap、ケーブル類、収納ポーチなどが同梱される。

アドバンストトラッキングコンボは25,080円で、スタンダードコンボの内容に加えてDJI OM 多機能モジュール2が付属する。

クリエイターコンボは32,780円で、さらにDJI Micシリーズ モバイルレシーバーやDJI Mic Mini 2トランスミッター関連アクセサリーが同梱される。
選び方としては、単純なスマートフォン用ジンバルとして使いたいならスタンダードコンボで十分だ。
一方、Osmo Mobile 8Pの核となるトラッキング性能を活かしたい場合は、多機能モジュール2を含むアドバンストトラッキングコンボが現実的な選択肢になる。
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Osmo Mobile 8Pは、単にスマートフォンの手ぶれを抑えるためのアクセサリーではない。着脱式リモコン、被写体トラッキング、多機能モジュール、DockKit対応、内蔵三脚、延長ロッドといった要素を統合することで、スマートフォンを中心とした撮影環境そのものを拡張する製品になっている。
特に注目したいのは、1人で撮影するユーザーへの適性だ。カメラマンがいなくても、構図を確認し、被写体を追従し、安定した映像を撮影できる。これは、個人クリエイター、店舗オーナー、広報担当者、観光PR、教育機関、地域メディアなど、少人数で映像発信を行う現場にとって大きい。
スマートフォン撮影は、すでに“簡易的な記録”の領域を超えている。SNS、YouTube、企業広報、採用動画、商品紹介、ライブ配信まで、スマートフォンで撮影された映像がそのまま情報発信の主役になる場面は多い。
その中でOsmo Mobile 8Pは、スマートフォンの機動力を活かしながら、映像の安定感と撮影効率を引き上げるための現実的な選択肢となる。スマホ1台で動画制作を始めたいユーザーはもちろん、すでに発信を行っているクリエイターにとっても、導入効果を感じやすいジンバルだ。
スマートフォンだけでも動画は撮れる。
しかし、見やすく、伝わりやすく、最後まで見てもらえる映像にするには、安定したカメラワークと正確なフレーミングが欠かせない。
Osmo Mobile 8Pは、その部分を強力に補ってくれるジンバルだ。
Vlog、旅行、SNS動画、商品レビュー、店舗紹介、ライブ配信。スマートフォンで動画を撮る機会が多い人ほど、この製品の恩恵は大きい。
スマホ撮影をもう一段階引き上げたいなら、「Osmo Mobile 8P」はチェックしておきたい1台だ。