〈実機レビュー〉映画も撮れる6Kカメラこれが「BMPCC6K」だ！ | RE EARTH TV / リアスティーヴィー

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RE EARTH TV編集部です。
先日の記事でもご紹介した通り、RE EARTH TVでは「Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K」（略称：BMPCC6K）というデジタルシネマカメラを新たに導入しました！

この「BMPCC6K」というカメラが一体どんなカメラなのか？
外観やスペックなども含めて詳しくお伝えしたいと思います！

記事の目次

1. これが「BMPCC6K」だ！
2. プロ仕様の豊富な入力系統
3. 大型5インチLCDモニター搭載！
4. レンズをつけてみました

これが「BMPCC6K」だ！

正面から撮影してみました。
レンズキャップには「Blackmagic Design」のロゴが！！！！
これ、かなりかっこよくないですか!?

レンズキャップの右上の方には赤い丸のようなものがありますが、これはレンズキャップを装着する際にカメラ側にある凹凸部分とキャップを合わせるための「目印」になります。

「BMPCC6K」は最大で6144 x 3456（6K）というサイズの解像度に対応。
6Kという高精細な映像を撮影可能となっており、カメラの上部に「6K」の表記があります。

「BMPCC6K」の最大の特徴は「6K画質のRAW動画」が撮影できること。
写真を撮影されている方は「RAW」が何なのか分かるかと思いますが、簡単に説明すると「めっちゃ良い画質で撮れるカメラ」になります！
「スーパー35センサー搭載で…」「デュアルネイティブISOがあって…」などの詳しいスペックが知りたい方は、Blackmagic Designの公式サイトをご覧ください！

カメラの正面から見ると、カメラの左側には録画ボタン（赤い丸がついたボタン）があります。
ちなみに、この録画ボタンは2つあるんです！
もう一つのボタンがどこにあるか分かりますか？

正解は…レンズの横にあるんです！！
レンズの左側に、前向きで2つめの録画ボタンがついています。

なぜ録画ボタンが2つも必要かと言うと、
・カメラリグなどを組んだ際に、録画ボタンが押せなくなるのを防ぐため。
　（カメラ上部が何かしらの機材で塞がってしまっても、2つ目の録画ボタンを押すことで録画を開始できる）
・自撮りした際に、メインの録画ボタンが押しにくいから、2つ目の録画ボタンが必要。
　（「重たいこのカメラで自撮りができるのか？」という問題はありますが笑）

録画ボタンが2つもあるのは、さすがプロ機材という感じです。

Blackmagic Design社の製品は、ハリウッド映画やHulu、Amazon Prime作品、テレビ番組の撮影でも実際に使用されているということで、ガチなプロ向けのカメラであることが分かります。

プロ仕様の豊富な入力系統

「BMPCC6K」は、忠実性の高いプロ仕様のオーディオ収録機能が搭載されています。
カメラ本体にもステレオマイクが内蔵されているため、外付けのマイクを使わなくても「外付けの高価なマイクにも匹敵するほどの高音質な音」を収録することができます。
実際に、カメラ本体のマイクで収録した音を聞いてみましたが「思ってたよりも高音質でびっくり」「カメラ本体の内蔵マイクで撮ったとは思えないほど音が綺麗」などと、他のスタッフからも好評でした！

よくある一般的なカメラの内蔵マイクは「動画では使えないなぁ」と思ってしまうほど、あまり音がよくないのですが…「BMPCC6K」の内蔵マイクは「動画でちゃんと使える音」が撮れるんです。
とはいえ、より綺麗な音を収録するなら「外付けマイク」を装着したほうが良い場合も。

カメラ側面のカバーを開けると、こんな感じ。

上から順番に
・ステレオマイク入力（3.5mm）
・イヤホンジャック（3.5mm）
・HDMI（フルサイズ）
・電源供給用の端子（12V）
・USB-C
・ミニXLR端子（ファンタム電源対応）

めちゃめちゃ端子が多い！！！
ガンマイク、音声確認用のヘッドホン、外部モニターなど様々な外部機器を接続することができます。
ちなみに、「BMPCC6K」はバッテリー持ちがあまり良くないことでも有名なのですが（BMDさんごめんなさい！）カメラ側に電源供給用の端子もあるので、対応する12Vの電源ケーブルを接続すれば、バッテリー持ちを気にすることなく撮影を行うことができます。
「いつバッテリーが切れるのか」を気にしながらの撮影は結構大変なのです…

大型5インチLCDモニター搭載！

画像：blackmagicdesign.com

背面には5インチの大型タッチスクリーンモニターがあります。
このモニターは、タッチ操作にも対応しているため、直感的な操作による設定が可能となっています。

また、モニター自体の解像度は1920 x 1080というフルHDサイズとなっているのですが、フォーカス合わせも的確に行うことができるほど「フルHDなのに解像度が良い」感じでした。

画像：blackmagicdesign.com

フォーカスピーキング機能、レベルメーター、収録パラメーターなど、撮影をアシストしてくれる機能も豊富でさらに3D LUTも適用できるため、撮影段階で希望のカラーやルックをモニタリングしながら撮影を行うことができます。

レンズをつけてみました

さっそく「BMPCC6K」にレンズを装着してみました。
今回使用したレンズは、シグマの18-35mm F1.8 DC HSM（キャノン用）というレンズ。

このレンズは、キャノンのEFマウント仕様になっているため、EFマウントが採用されている「BMPCC6K」にそのまま取り付けることができます。
※「BMPCC4K」の場合だと、カメラ本体側がマイクロフォーサーズマウントになっているため、EFマウントのレンズを使用する際はマウントコンバーターというもの（変換するためのマウント）が必要になります。

どうですか？
めっっっちゃかっこよくないですか！？

ただし、見た目以上に重くなります（汗）
びっくりするくらい重量級のカメラに化けます。

〈カメラ本体〉
　Blackmagic Design「BMPCC6K」
　【重さ】900g

〈レンズ〉
　シグマ「18-35mm F1.8 DC HSM」
　【重さ】810g

ということで、カメラとレンズを合わせると約1.7kgとなります。
体感的には、片手で持つのが厳しい感じ。
2〜3分持ち続けていると、手がプルプル震えてくる重さ…と表現すれば伝わるでしょうか？

「BMPCC6K」を使う際は、手ぶれを防ぐという意味でも三脚などが必須になるかと思います！

次回からは「BMPCC6K」におすすめのアクセサリーをご紹介！
実際に購入したものをレビューしていく予定なので、そちらの記事もご覧いただければ嬉しいです！✨