【随時更新中】「DaVinci Resolve 17」発表会まとめ

オーストラリアに本社をおくBlackmagic Designは、2020年11月10日の午前3時(日本時刻)に編集ソフト「DaVinci Resolve 17」の新機能発表会をYouTube上で行った。
発表と同時にリアルタイムで記事を編集しているため、実際の発表内容と記事に一部間違いなどがある場合がございます。予めご了承ください。

▼発表会の動画はこちら

まずはオープニングから

まずは「DaVinci Resolve」で編集されたと思われる映画や作品の紹介映像が流れる。

ブラックマジックデザインの担当者が出てきて「DaVinci Resolve 17」の概要を説明。

「DaVinci Resolve 17」新機能について

「DaVinci Resolve 17」では従来よりもスタイリッシュなUIに変更される。

カラーページが大幅にパワーアップ。
カラーマネジメントではバーを使った編集方法も追加。
従来よりもカラーマネジメントの操作性が向上。

新たにカラーパレットも追加。

クリエイトスマートフィルターも追加。
プレビュー中の動画を様々な効果で切り替えることができる。

Fairlightオーディオエディターも、よりスタイリッシュなUIに。
動画編集ソフトというよりは、楽曲制作ソフト(DAW)を彷彿させるような画面。

以前よりも簡単にオーディオのカットがスピーディーに行えます。

キーボードのショートカットには、幅広い機能が対応・割り当てることができます。

オーディオのパンでは、リアルタイムにドラック(トラッキング)しながらの記録が可能。
立体空間のような画面で、パンの割り振りが簡単に行えるようになります。

こちらは新たに追加された「バスフォーマット機能」

まるでDAWソフトのマスタリング機能のような感じで、様々なイコライザーなどを組み合わせたり以前よりも音について高度に編集できる項目が追加。

各オーディオのフェダーを一斉に任意の音量に変更することができるように。

Fairlightページでは、別売のオーディオコンソールを用いることで、パソコンで行うよりも編集作業をより効率良く行うことができます。

Fairlight専用のコンソールを新たに発表!

新たに発表されるオーディオコンソール。
先ほどの物よりコンパクトだが、モニターと接続することで画面を見ながら編集作業を行える。価格は3,495ドル。

オーディオミキサーのような操作性。
上部には小さいモニターのような画面もついています!

オーディオコンソールの本体ノブを回すと、しっかりと画面にも変更が反映されます。

コの字型のようなオプションのパーツを使えば、様々なコンソールの組み合わせを作ることができるようです。

DaVinci Resolve用のミニエディターも発売される

新たに発表された「DaVinci Resolve 17」に対応したミニエディター。
有償版の「DaVinci Resolve Studio」を購入すると期間限定でミニエディターも付属する。ミニエディター単体では3万5980円(税別)なので、有償版の「DaVinci Resolve Studio」を購入検討されている方は今がお得。

「Atem Mini」ほどの大きさ。
パソコンのショートカットキーを集約させたようなハードウェアです。

こちらを使うことで編集作業を効率良く行えるだけではなく、編集作業をスピーディーに行うことができます。

トランジションもかけることができます。

「DaVinci Resolve 17」Fusionについて

「DaVinci Resolve 17」では、Fusionテキストタイトルのプリセットも増えています。

メディアプール内の動画素材をプレビューする際には、いくつかの表示方法に切り替えることができます。従来ではサムネイル形式でしか表示されませんでしたが、新たに動画素材をタイムラインのように横長で表示することもできます。

右上のプレビュー画面の下には、切り込みのようなマーカーも表示されます。
この部分は、カットを行った境目を分かりやすくするためです。

カットページでは、メディアプール内の動画素材をシーン別で表示することもできます。

「DaVinci Resolve Speed Editor」使い方について

「DaVinci Resolve Speed Editor」の使い方を説明します。

右下のホイールを回すとタイムラインの任意の編集点へ一瞬で移動することができます。

キーボードを押しながらホイールを回すと、プレビューウインドウが縮小・拡大します。

左下に割り当てられたボタンとホイールを同時に動かすことで、トランジションの秒数を簡単に変更したり、カットページ内のソース映像を前後に入れ替えることなど、簡単に行うことができます。

右上の「ソース」「タイムライン」ボタンを押すことで、ホイールを回した時の挙動を切り替えることができます。
「ソース」ボタンを押してからホイールを回すと、ソースの映像を早送りのように見ることができます。「タイムライン」ボタンを押した時も同様です。

このホイールを使った編集は、「Sync Bin」というマルチカムのような複数台のカメラ映像を完全に合わせたビンで、このビンを表示させた状態でも使うことができます。

「Sync Bin」では、「DaVinci Resolve Speed Editor」の中央下部にある「CAM1」から「CAM9」のボタンを押すことで、リアルタイムにカメラを切り替えた編集をすることができます。

「CAM1」から「CAM9」のボタンを押していくことで、押したボタンに応じて右上の画面に赤い枠が表示され、カットページにもそのシーンが反映されます。
(Atem Miniのカメラスイッチングと似たようなイメージです)

「DaVinci Resolve 17」まとめ

「DaVinci Resolve 17」ではよりクリエイティブな編集をすることができます。

複数台のカメラで撮影した映像も、一瞬で簡単にマルチカム映像を組むことができます。

従来から要望のあったテキスト編集も大幅にアップデートしました。

「Foreground」にすると、このようなテキストの周囲を透過させたようなテキストを作ることができます。

プロキシの作成や切り替えも簡単に行うことができます。


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